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抱えられている間もﾆｬﾝﾆｬﾝ鳴いていたし、俺も少し名残惜しかった
「せっかく家に来たんだから、あべちゃんとの時間楽しまないといけないでしょ？だからツナとシャチにはちょっとだけ別のお部屋に行っててもらおうかな」
ねこたちと遊ぶのも、悪くないと思ってたんだけど
佐久間的にそうはいかないらしい
「そんなことより、あべちゃんはのこのこと俺の家にきて大丈夫なの？」
「え？あぁ、まぁ別にタクシーで帰れるし、明日休みだから近くのホテルに泊まるのもありかなって」
「違う、こういうこと」
手を握られ、ソファーにそっと押し倒される
俺の視界には天井と佐久間の顔
ゆっくりと顔が近づいてきて、反射的に目を瞑ってしまった
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作者名：しあ | 作成日時：2023年11月18日 8時
