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佐久間にお花見に誘われた日、俺は佐久間に会うことなく帰ってしまった
情報量が多すぎて、整理したかった
佐久間は、全部知っていたのかな？
今の俺と同じように過去の記憶を持っているのかな、？
もし仮に全て知っているとなると、今まで佐久間から感じていた違和感の正体と辻褄が合うような気がする
(とはいえ、いきなり前世のこと覚えてるか聞かれても困るだけだよね…)
はぁ…と深いため息が思わず漏れ出てしまう
きっと、前世の俺と佐久間は両思いだった
ただ、俺たちの間にある境界が、阻んでいただけ
佐久間は、昔の俺が忘れられなくて付き合ってくれているのかもしれない
そんなことないって思いたいのに、頭は勝手に悪い方向へと考えてしまう
(思い出した、なんて言えないよ…)
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作者名：しあ | 作成日時：2023年11月18日 8時
