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応援に行けと言われた場所は、俺たちのかけがえのない場所
何気ない話も、未来の話も沢山した場所
戦場には似合わず、力強く美しく咲き誇る桜
こぼれ落ちそうになる涙をグッと堪えてその下に佇む人を見る
『…にゃはは、やっぱ来ちゃうかぁ』
『佐久間…』
辺りには佐久間が倒したのであろう西側の人たちが倒れている
佐久間はたくさんの返り血を浴びており、表情を歪めながらこちらに話しかけてくる
『俺たちは、本当に戦わないといけないのかな…？』
そんなことない、って言いたい
戦いたくなんてない
『本当に、西と東は、分かり合えないの？』
佐久間の声が震えている
もしかしたら、俺と佐久間のように分かり合える世界があったのかもしれない
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作者名：しあ | 作成日時：2023年11月18日 8時
