今日:70 hit、昨日:65 hit、合計:26,843 hit
小｜中｜大
69 past ページ22
・
なぜか俺は、今日も佐久間と出会った桜の木の下へ向かっている
もしかしたら、ここならもう一度会えるかもしれない
昨日は少し会話しただけだったけど、桜色の髪を揺らしながらまっすぐとこちらを見る佐久間が忘れられなくて
気がついたら、勝手に身体が動いていた
木にもたれかかり、本を開ける
『あーべちゃん』
しばらく本を読んでいると、急に声をかけられた
『…っ…佐久間』
気配を全く感じられなかった
相変わらず佐久間から敵意は感じられないけど、少し警戒してしまった
『ちょっと驚かそうと思っただけだから、そんな警戒しないで！！』
『…ごめん。これはもはや職業病というか、なんというか』
昨日話したのに佐久間さん悲しい！とわざとらしく嘘泣きをしながら言い、佐久間も桜の下に座る
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しあ | 作成日時：2023年11月18日 8時
