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「返事、聞かせてくれる…？」
こんな俺が、佐久間と付き合ってもいいのだろうか
俺はこんなにもめんどくさいのに
「俺は、あべちゃんじゃなきゃ嫌だよ。今返事もらえなくても、ずっとあべちゃんのことが好きなのは変わらないからね」
そう言い残して、佐久間は去って行こうとする
どんどん小さくなる背中を見るのが辛くて
もっとそばにいて欲しい
あの暖かさを感じていたい
まだ少し怠さが残る身体に鞭を打って、佐久間を追いかけようと立ち上がる
「さ、くま…！！」
ボロボロになっている俺は当然ふらついてしまうわけで
ギュッと目を瞑りながらまた床とご対面かな、なんてちょっとアホなことを考える
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作者名：しあ | 作成日時：2023年10月18日 7時
