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頭痛いのに、こんな動きしてたらさらに痛くなる
それでも、答えを聞く方が苦しくなるから
もっともっと辛い思いするから
「だめ、ちゃんと聞いて」
俺の手を取って優しく耳から外す
聞きたくないのに、そんなことしないでよ
抵抗しないと分かったのか、手を離して俺の頬を包んで佐久間の方に向かされる
「あれは、俺の母さん。父さん用のプレゼントを一緒に選んでただけ。あの人距離近いから」
「え、あ…」
お母、さん……
俺の勘違い？
「ねぇ、まだ信じてもらえない…？今度母さんに会いにくる？」
「あ、だ、大丈夫…」
勝手に勘違いして、こんなに落ち込んで
しかも舘さんのお店で倒れて
俺めちゃくちゃ迷惑かけてんじゃん……
ちゃんとしょうたの言うこと聞くべきだったのかもしれない
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作者名：しあ | 作成日時：2023年10月18日 7時
