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プレゼント選びの話もふっかの惚気も聞いて、そこそこいい時間になったから今日は解散した
ふっかと別れてトボトボと帰路についていると、見慣れたピンク頭を見つけた
「あ、さく……ま、」
大きな声で呼びかけようとしたら、綺麗な女の人が佐久間のそばに駆け寄って
腕を組みながらどこかへ行ってしまった
そりゃそうだよね
女の人と付き合うのが普通なんだから
そんなこと、わかってたはずなのに
(あーあ、一瞬だったなぁ)
自分なんかよりもずっとお似合いで
佐久間の隣にいる人はあぁいう人が相応しいんだって感じてしまった
自覚してから少しの間ドキドキしてたら終わりを迎えてしまった俺の恋心
はー、と吐き出した白い息が一瞬で見えなくなるのと同じで
瞬く間に、終わってしまった
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作者名：しあ | 作成日時：2023年10月18日 7時
