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いつの日からか、俺は佐久間が恋しくて、早く会いたいって思う日が増えた
でも、この思いを伝えるつもりはない
唯一の共通点が、俺たちを阻むから
きっと伝えるべきではない
「そういえば、あべちゃんはクリスマスって空いてる？」
「空いてる、と思う。随分と先のこと考えてるんだね。まだ11月だよ…？」
「こういうのは早く確保しとかないと埋まっちゃうじゃん」
予約させて？って言って俺の手を握り、フワッと笑ってくる姿にどきっとする
冷えてる俺の手とは違って、ポカポカした暖かい体温
夢の人の温もりと同じ暖かさ
「…楽しみに、してる」
あぁ、俺の心臓うるさすぎ
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作者名：しあ | 作成日時：2023年10月18日 7時
