塩顔王子（仮）2

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side kj


「こんにちわー」


金曜日、授業が終わってからてるにぃと一緒にカフェに行く
　

そこにはいつものメンツがすでにおった


撮影ない人もある人も全員揃っとる


fk「よっ！照、康二！」


iw「ふっか！今日撮影なかったよね？」


fk「うん。ただ見学に来ただけ〜」


ふっかさんは飲み物を飲んだりデザート食べたりとめちゃくちゃくつろいどる


ふっかさんと同じで今日撮影がないめめも横で飲み物を飲んでゆっくりしとる


ru「あ！岩本くーん！やっときた、遅いよー！早く撮影しよっ！」


ラウがてるにぃの腕を持ってこっちこっちと引っ張る


てるにぃも引っ張んなって文句言いつつ嬉しそうな顔しとるし頬がゆるゆるしとる


でも、さっきまでてるにぃと仲良く話しとったふっかさんが急に静かになった


ちらっとふっかさんを見ると、なんだか寂しそうな、悔しそうな顔しとって悲しそう


「ふっかさん…？大丈夫？」


fk「…ん？なにが？俺は全然へーきだよ」


俺が聞くと、すぐに顔をふにゃりとした笑顔に変えて誤魔化してきた


貼り付けられた笑顔って感じで、見とって辛い


「…なぁ、ふっかさんは、てるにぃのこと……」


fk「ほら康二！あっちでしょうたが待ってるから！！あいつ、あれ以上待たされるとキレちゃうぞ〜？」


肩をしょっぴーの方へグイグイ押される


「わわ、押さんといてやふっかさん！」


ふっかさんは俯いとったから顔を見ることができひんかった


でも、俺、分かった気がするんよ


多分、ふっかさんは




てるにぃのことが好きなんや

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