検索窓
今日:35 hit、昨日:13 hit、合計:66,210 hit

96 ページ48

side nb


kj「いや〜、めちゃめちゃ笑ったわぁ。プリクラってこんな楽しいねんな!」


印刷されたシールを見ながら嬉しそうに語るこーじ


kj「今までずっと興味あってんけど、こんなん友達に頼めやんくてさ。しょっぴーなら撮ってくれるかなぁ…って思て」


「…やりたいこと、あんなら俺に言えよ。良いとこ知ってたら案内するし、」


照でも涼太でも佐久間でもなく、俺に言ってくれたことが嬉しい


こんなのこーじと一緒に遊ぶ口実に過ぎないけど、もっと俺を頼ってほしい


こーじは俺に突進してきて、そのまま俺を抱きしめる


kj「ありがとう!!俺、やってみたいこといっぱいあんねん!またしょっぴーのこと、頼らせてな?」


抱きついてきたことへの驚きと嬉しさが大きいけど、かなり腕に力が入ってるのか少し苦しい


「わ、わかったから…ちょっと、くるし…」


kj「おわぁ!ご、ごめんしょっぴー!!」


少し緩めるだけでよかったのに、そのまま離れて行こうとするから優しく引っ張ってこーじの体に緩く腕を回す


まだ、離れたくないから


夕方になってさっきより人少ないし、良いだろ


「離れんな…」


耳元で小さくおわ、とかえ、とかちょっと焦ってるこーじの声が聞こえるけどそんなの無視する


どれくらいの時間が経ったのか、多分ほんの十数秒しか経ってないけどものすごく長い時間に感じられた


「時間もあれだし、そろそろ帰るか」


kj「んぇ、…おん…」


2人の時間が楽しかった分、帰るのが寂しくてわざといつもよりゆっくり歩く


他愛もない会話をしながら帰路に着き、分かれ道まで一緒に帰っていく


「ん、じゃーな。花火大会、楽しみにしてるから」


kj「うん、俺も!また時間とか決めよな」


連絡する、と言って手を振りながら別々の道へ行く


チラッと後ろを振り返るとこーじの背中はもう小さくて見えなくなっていて、さっきまでの楽しい時間が嘘のように感じられる


(なんか、静かだな)

作者より→←95



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (112 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
337人がお気に入り
設定タグ:snowman , nbkj
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しあ(プロフ) - バケモノさん» バケモノさんはじめまして〜!このお話がバケモノさんにささったようでとても嬉しいです!!これからの励みになります(๑˃̵ᴗ˂̵)完結までお付き合いいただけたら幸いです! (9月11日 0時) (レス) id: d600aae521 (このIDを非表示/違反報告)
バケモノ(プロフ) - はじめましてっ!もうお話を読むたびにドキドキが止まりませんっ!たまらんっ!!ってなります!このお話もうすっごくタイプなんです!更新たのしみにしてます!^^ (9月10日 16時) (レス) @page49 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - ぽんちょさん» ぽんちょさん、はじめまして。そう言っていただけて幸せです〜☺︎とても励みになります、!これからもよろしくお願いします!! (8月21日 18時) (レス) id: d600aae521 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ(プロフ) - はじめまして。凄く好きな作品でいつも更新楽しみにしています!これからも応援してます! (8月21日 12時) (レス) @page29 id: 009ce30ca3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しあ | 作成日時:2023年7月28日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。