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「彼女、嫌がってるじゃないですか」
凛とした声。
「離してあげてください」
「雅紀さん…」
人見知りなはずの彼女が、しつこい男の腕を掴んで怒ってる。
…俺のために。
実際は「女」だから助けてくれただけなんだろうけど、それだけなんだけど、嬉しい。
…って嬉しがってられる状況じゃない！
「雅紀さん、私は大丈夫だから…」
「大丈夫じゃないでしょ」
…こうなった彼女が意外と頑固なのは、最近の付き合いでよく分かっていた。
俺が雅紀さんをどう逃がせようか考えあぐねていると…。
「なんだぁ、お前？」
「男はすっこんで、なっっ！」
「、っ！」
一瞬だった。
雅紀さんを男だと勘違いした馬鹿共が、水の入ったコップを彼女に向かって投げた。
全部が、スローモーションに見えた。
バシャッ！！
「っ、かずちゃん！」
咄嗟に雅紀さんを庇ったから、背中に水がかかる。
コップがプラスチック製だったのは不幸中の幸いだ。
…そんなことはどうだっていい。俺は、ただ。
「…てめぇら何してくれてんだ、あ"ぁ？」
「…は…？」
「…か、ずちゃ…」
「俺だけならまだしも、雅紀さんにまで水飛んでたらどう落とし前つけるつもりだったかって聞いてんだよ！！」
腕の中の雅紀さんが驚いているのが分かる。
あぁ…バレちゃったかな。
でも、好きな人が手出されそうになって、黙ってられるわけじゃないから。
「なんだコイツ…」
「何してんだお前ら」
「マスター…」
「これ以上店の中めちゃくちゃにすんなら出ていきな」
「ちっ…んだよこの店！」
「もう行こうぜ！」
俺を睨み付けて、「もう二度と来ねぇよこんな店！」なんてよくある捨て台詞を吐いて出ていった。
「和也、この子連れて裏行ってきな。タオル置いてあるから」
マスターの気遣いに甘えて、まだ呆然としてる雅紀さんを連れて裏に引っ込んだ。
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salt_*(プロフ) - 櫻華さん» おう！やってみろ！お前の頑張りを見せるんだ！！(誰) (2018年4月9日 9時) (
レス) id: d298686d63 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - salt_*さん» 先生！私、何か書きたいからやってみます！！ (2018年4月9日 9時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
salt_*(プロフ) - 櫻華さん» 櫻華氏ならいけるよ…諦めたらそこで試合終了ですよ(たぷたぷ) (2018年4月9日 9時) (レス) id: d298686d63 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - salt_*さん» 鬼畜にのみー……書きたい……でも技量が皆無！ (2018年4月9日 9時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
salt_*(プロフ) - 櫻華さん» やったー！ご理解いただけて嬉しい(*^^*)鬼畜にのみ待ってるで…(どうした) (2018年4月9日 9時) (レス) id: d298686d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：salt_* | 作成日時：2017年7月30日 22時
