14話 ページ14
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そうだきんときくんが私の手首を握った時爪が食い込みまだ傷が新しかったこともあり血が出てしまった
それが痛くて痛くてたまらなかった泣きたかった
我慢していた何かがぷっつんと切れ涙が溢れ出てきた
きん「よしよし」
きんときくんが撫でることによりもっと涙が溢れてきた
きん「このまま授業さぼる?」
『転校しきてそうそうサボるのはダメでしょ...』
ふふっと笑いながら返す
急いで戻るとまだ先生はいなかったが周りの視線が痛かった
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女子「ねぇ、きょーさん」
きょー「あ?」
女子「Aさん、転校生のきんときくんとつきあってるの、知ってる?」
きょー「んなもん信じるわけないやろ」
女子「じゃああの屋上に見えるのは何かな?」
にやにやしながら指を指した方向を見るとAらしき女としらない男が抱き合ってるのを見つけた
女子「ね?」
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ドンッ
『った...!』
きょーさんに壁に打ち付けられた
きょー「はぁ...」
『きょーさん...?』
きょー「... 」
崩れ落ちた私の前にきょーさんがしゃがんだ
いつもと違いにっこり笑うきょーさんが怖かった
『なんか言って...』
涙が出そうだったがこらえた
弱い人だって思われたくないから
きょーさんが目を開き私の頬に手を添えてきた
きょー「なぁ、転校生とイチャついて楽しいか?」
『え?』
転校生
つまりきんときくんたちの事だろう
イチャつく?
『お昼ご飯一緒に食べただけだよ?』
それで怒っているのなら私も納得がいかない
きょー「抱き合って昼飯食ったんか?」
抱き合う?
『あれは事情が...』
きょー「事情があったら男とイチャついてええんか?」
『そういう事じゃなくて...』
きょー「俺な、昔付き合ってた女がおんねん
その女は俺に隠れて違う男と付き合っとっただから、それが怖いんや...もう誰も信じられへん、もう彼女なんてつくらへん。
そう思っとってん。」
『ねぇ、きょーさん。
きょーさんが私と付き合わない理由って』
きょー「裏切られても悲しまないように」
頬から手を離し私に背を向けて話し始めた
きょー「親しい関係にならないように
苦しまないように
もう二度と手首に傷を増やさないように」
そう言われた時血の気が引いた
手首に傷を?
『見してくれる?』
震える手をそっと背中に手を置くと腕を後ろに持ってきた
袖をまくると
『っ...!』
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ふるーつぱんち - ウウウ いいね。 (2021年3月30日 13時) (レス) id: 31444be7ca (このIDを非表示/違反報告)
りあ@プリ小説してまーす(プロフ) - ニュータイプにツボってしまった…だがその最低女ども毎日生◯の2日目状態になるのろいかけたいw(悪魔スイッチon) (2020年12月29日 6時) (レス) id: 3b49f92543 (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096(プロフ) - ニュータイプで笑ってしまったのですがそれは() (2020年10月15日 10時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
頭ぶっ飛んでる人 - このお話神ですね!やばいですね!(語彙力損失中)リス.カみたいな?表現が好きでして、他にもきんさんが出てきたりなど嬉しすぎです!更新頑張ってください! (2020年5月28日 19時) (レス) id: 6ac4063d7d (このIDを非表示/違反報告)
シンバル家(プロフ) - まもやろたおさん» まもやろたおw名前に吹きましたけど勇気づけられるとは...!これからも頑張ります! (2020年4月3日 23時) (レス) id: aea1391c7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メトロノームステッキ x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2019年5月27日 0時