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この前の放課後もそんな感じのノリで奢った。
かっこよく見られたくて、
年上の余裕を見せたくて、
もっとAちゃんに頼って欲しかったから。
自然と出た行動だったと目の前の3人に、半分惚気けるような形で言えば「えっ……、」とちょっと気に触る表情をしていた。
「な、なに？？なんか、変？？」
「いや……。付き合ってるならまだしも友達関係で奢るって…、下手したらいいカモじゃん」
「カモって……！Aちゃんはそんなこと……！」
「思わんくても、おれならちょっとなぁ……。女の子だったら申し訳ないって思うかも」
「後輩ちゃんの性格なら、センラの方があってるよね〜」
「うぐ」
確かに。あの時何か言いたげだったというか、お金のことを気にしていた気がする。それを俺はかっこいいからという理由で敢えてそのことに触れないように話題をずらした。
「『好きな人』だったら効果抜群だろうけど、志麻……。『友達』って言われてるんでしょ」
「うっ、」
「友達なら対等でいたいよね〜」
対等……。
俺はそんなポジションじゃなくて、1人の男として見てほしいけれど、プールのあの事件の少し前しっかり、ハッキリとAちゃんに言われた。「友達」だと。
「……友達……、対等……、好きな人じゃない…………、」
「あーあーあー、でもでも、しまくんかっこいいしイケるんちゃうかなーって、センラは思ってるよ。……男女の友情なんて、そうないし」
「センラ……！」
「まあ、今は友達止まりだけど」
上げるか下げるかどっちかにしてほしい。
何、今なんか、遊ばれてない？この3人に。
「まーしぃがこんなに恋愛下手だったとはねー！」
「よしよしっ！こうなったら、夏休みまーしぃの家に泊まって、作戦会議しよう！名付けて、『後輩ちゃんの
「どうなったらそうなった」
「名前だっさ」
「さかたはお泊まりしたいだけやろ」
「いいじゃん！折角の夏休みだよー！？？まーしぃの恋も手伝えて、楽しめる！一石二鳥じゃん！！」
「んじゃ、日にち決めよーぜー」
わちゃわちゃと広がる未来の話。
センラが言っていた『男女の友情なんてない』と言う言葉が本当ならば、俺は『好きな人』か『他人』かの距離になるんだと、少し不安になってしまった。
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続く (更新停止中)
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (12月4日 23時) (
レス) @page20 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 続編待ってました。前回もドキドキしましたが、今回は切なくてキュンキュンしっぱなしです！更新楽しみです！！ (2021年10月4日 17時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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