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なんて思っていたがこっち側からいくら話しかけたって返事は返ってこなかった。
──一体なんなんだ…。──
考えているのもつかの間、ピンポーンと家のチャイムが鳴る。こんな朝っぱらから誰だと思いつつ母親がインターホンを取ると、隣の家に住む幼なじみ。となりの坂田。の声が聞こえた。
「おはようございます！えっと、Aちゃんは…」
「あらあら。Aならもう用意出来てるわ〜。少し待っててちょうだいね」
うふふ。なんて上機嫌な母親。そういえば、この世界に来てからというもの、となりの坂田。と毎朝登校している設定になっている。毎日同じ時間。こうやって来るもんだから両親はにこやかに彼を向かえていた。
「坂田くんってば毎朝悪いわねぇ」
「二人はもうそういう関係なのか？」
「はっ……！？」
「や〜ねぇ、パパ。今の子は進展がはやいんだから」
「ああ、そうか。聞くだけ野暮だったね」
「ち、ちが……！」
「坂田くんならママも安心だわ〜。なんてったって、かっこいいし」
──結局顔かい！！！！！！！！
つーか何！？？？
この親！！！！！！
進展早いとか、聞くだけ野暮とか……！！！
何。両親は『さかルメ』推しか何かなのか！！！？──
「もちろん、パパもかっこいいわ〜」
「ありがとう。ママ」
「行ってきマース…」
何が悲しくて両親のラブラブっぷりを見なきゃならないんだ。母親が作ってくれたお弁当を持って、となりの坂田。が待つ玄関へと向かった。
「おはよう。さかた君、待たせちゃってごめんね」
「おはよう！！ううん、もう全然！大丈夫！！！」
制服姿しか見たこと無かったとなりの坂田。同じクラスでもない限りまじまじと見ることはないだろう。いつもと同じようにサイドアップにしたAを見てキュンと胸が高鳴った。
──かわいーーーーー！！！
ジャージ姿もかわいーーーーー！！！──
やはり二次元。最高すぎる。そんな可愛い彼女がちょっと悲しそうな表情をするのだから、困った姿も可愛いなと思ってしまうのだ。
「良かった…。なら、学校に行こっか？」
「うん！あ、そういえば、種目は何に出るの？聞いてなかったなって」
「え？……えっと確か……、」
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みにとまと - 面白いです！！執筆頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: 66218cf3c4 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 村人Aさん» はい。語尾カタカナにしたのはわざとです。この後のお話でなぜカタカナかを説明する予定でした。紛らわしいことしてすみません。 (2021年1月4日 14時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - まふくんの『構うんですカ』の語尾がカタカナなのはわわざとですか、？ (2021年1月4日 14時) (レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
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