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「うわ、センラさんマジパないっすね」
「えー？──ちゃんだって泣かせるの好きなくせに〜」
「いやいや、お二人程じゃないっすよー。オレは！」
センラの喋った後に元気っ子の男の子が喋る。やっぱり顔は見えないけれど、どことなく人懐っこい感じがあった。そして名前は分からない。
──なにかのバグ？
……でも、そもそものルートにセンラは存在しないし……。
つーか、皆顔いいのに女の子泣かせるの趣味って…。
めっちゃいいじゃん。
ありよりのあり。
ゴミ男は無理だけど、クズ男は大歓迎〜〜〜っ！！──
「何モタモタ歩いてんの。早く来なよ」
学園ナンバーワンの王子様。
学歴で選ばれたというよりほとんど顔で選ばれましたと言わんばかりの三人だ。性格に難アリだろうと人間の第一印象はほとんど顔で決まる。
生徒会室へと着いたA達はそらるが入った後に続いて中へと入った。
二回目。
それもこの状況はかなりやばいのではないかと思っているが当の本人である"森 ルメア"は(何を言われるんだろう？)と呑気なことを思っていた。
──いやぁ、絶対やばい展開じゃん？？これ！！
校舎の端っこ。滅多に人はこない！！！
拉致られたりするんじゃないの〜〜〜？？？？？──
現実世界ではナンパされる事も無いほど普通。もし電車で隣に座ったとしても、あー、人来たな…。くらいの印象しか与えない顔面のAだが、このゲームの主人公はかわいい。この子なら手出してしまうかもしれない。
所詮男はオオカミなのだから。
「それで森 Aさんに話なんだけど」
「…あの、どうして名前を……」
「生徒会長だよ？知ってて当然」
──えぇ、その『当たり前じゃん？』みたいな言い方なんですかーーーー？？
生徒会長ならなんでも知ってるんですかーーーー？？？
怖すぎなんだが。──
「それに、前名前聞いたでしょ」
「あ、そういえばそうでしたね」
プロローグ。
遅刻しそうになった"森 ルメア"。
その日遅刻者のチェックをしていたそらるは数秒遅れた"森 ルメア"を門の前で止めていた。
今と変わらない声で「惜しかったね」と笑顔で言ったのだ。
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みにとまと - 面白いです！！執筆頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: 66218cf3c4 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 村人Aさん» はい。語尾カタカナにしたのはわざとです。この後のお話でなぜカタカナかを説明する予定でした。紛らわしいことしてすみません。 (2021年1月4日 14時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - まふくんの『構うんですカ』の語尾がカタカナなのはわわざとですか、？ (2021年1月4日 14時) (レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
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