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そらるの後を黙ってついて行くA。その横を先日会ったセンラともう一人が歩く。
こっちを向いていないから分からないが、他のモブとは明らかに違う存在感がある。
パーカーを着こなした元気っ子って感じの男の子だ。
「あ、この間ぶつかっちゃった子だー。あの時大丈夫だった？」
「はい、大丈夫でしたよ」
「あの時生徒会室から来たみたいやけど、もしかして、そらるさんの彼女？」
「え」
「ちょっと。センラ君何言ってんの」
「え、ごめんなさい…、聞いちゃいけないやつだった？」
「ごめんなぁ〜」なんてあまり謝っているようには見えない上辺だけの謝罪にいい性格してんな、とAは思った。
──あの日、主人公ちゃんが帰っちゃったあとまたドアが開いてセンラ君が「お疲れ様ですぅ」なんて入ってきた時はびっくりしたな…。──
このゲームについて少し考察していた4人。志麻が出てきた時から何となく出てくるんだろうなと思っていたが、まさか同じ生徒会だとはそらるは思ってなかった。
──それに、あのパーカー男、俺の知ってる人物だと思う。
今は『？？？』で表記されてるけど…。──
考えながらまっすぐ廊下を歩いていくそらる。
完全に1人で居る時と同じスピードの早歩きで行くため、主人公とかなりの距離が開いてしまっていた。
「ねぇ、本当にそらるさんの彼女じゃないの？」
「え、はい。彼女ではないです」
──一回(ハッピーエンドでは)彼女になったけど。──
「そっかー。なら、言っとくね」
コソッと。耳打ちするようにセンラはAの耳元に手を添えながら近づいた。
「そらるさんは、好きにならない方がいいよ」
「え？」
「忠告。今まで結構な女の子泣かしてるから」
ニコッとこんな場面で笑顔になるなと言いたいほど素敵な笑顔でそういった。『女の子泣かしてる』とはそらるのキャラクターの過去がそうさせているのだろう。なんせ、女嫌いなのだから。
──だから今もあんな遠くで歩いてるのか…。──
いや、一人で考え事してるだけだ。
「まあ、おれは別の意味でナかせちゃうんだけどねー」
──どんなプレイするんだ、コイツ…。
やっべぇー、気になるぅぅぅう。──
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みにとまと - 面白いです！！執筆頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: 66218cf3c4 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 村人Aさん» はい。語尾カタカナにしたのはわざとです。この後のお話でなぜカタカナかを説明する予定でした。紛らわしいことしてすみません。 (2021年1月4日 14時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - まふくんの『構うんですカ』の語尾がカタカナなのはわわざとですか、？ (2021年1月4日 14時) (レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
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