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「何あの子。そらるさんのなんな訳？」
──全然私もわかんない。──
「ほらあれじゃない？校則違反とか〜」
──確かに髪色はアウトかな。──
「うわぁ〜、それだけで構ってもらおうだなんて烏滸がましい〜」
──陰口なんて、女々しい〜。──
陰口と言う割には大きく、そして文字になって現れるそれ。もう完全にそちら側が悪なのだが、大人なAにとってはそんな僻みすら可愛く思えた。
──いやぁ、人間年取ると全てを諦めるもんでねぇ。
正直周りの意見とかどうなん？って感じだし、勝手に不愉快になれって思ってるし、他人に良く悪い所を発見できるなぁと。
その才能どっか別の所にぶつけた方がいいよー。
あ、無理か。
青い青い春とやらを向かえている人達に伝える。
人間誰もが自分が可愛い！！！！！
乙女ゲームで良くある他人にまで目を向けれる人なんて言うのはなぁ、聖人つー分類なのよ。だからモテんの。
そうじゃないモブのが世の中多いんだから嫌なことはフル無視で万事解決！
あ、でも、自分が悪い所も認めないと大人とはいいませーん。ただの図体デカいだけの赤ちゃんですぅ。──
僻みが可愛く思えるだけでしっかりイラついているA。この恨み、そらるにはらさなければ虫の居所が悪いだけである。
Aはそらるの方に近づいて、ニコリと綺麗な笑顔で応えた。
「はい。喜んで。昨日の続きですよね」
そう意味深な言葉を投げかければその場に残っていた全員がどよめく。
「そらると森はそういう関係だったのか」「信じられない！」「私が狙ってたのに！」「昨日何があったって言うのよ！」そんな声はガヤガヤという擬音だけで片付けられてしまい、Aは勝ち誇ったような顔をしていた。
そんな彼女の言動を見てそらるは『何この女。おもしれぇじゃん』状態に入っていた。引き下がる所か所謂『匂わせ』という類の高度な技術を使ってくる主人公に興味が沸いた。
──ただの乙女ゲームだと思ってたんだけど、
最近の乙女ゲームって思考がやっぱ現代寄りなんだなぁ。──
そりゃあ現代の人が転生しちゃったから。
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みにとまと - 面白いです！！執筆頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: 66218cf3c4 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 村人Aさん» はい。語尾カタカナにしたのはわざとです。この後のお話でなぜカタカナかを説明する予定でした。紛らわしいことしてすみません。 (2021年1月4日 14時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - まふくんの『構うんですカ』の語尾がカタカナなのはわわざとですか、？ (2021年1月4日 14時) (レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
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