＊ ページ21
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「これって、他の人も出てきたりするのかな、」
「他の人って、例えば…？」
「天月くん、とか…。luzくん……、とか？」
まふまふがそう口にした時、最新のページにリンクのような文字が浮かび上がりしばらく動作を繰り返したあと『天月』と『luz』の所の色が変わった。その一部始終を見ていたそらるとうらたぬきは目を合わせる。
「おい！お前ら、誰かまーしぃとセンラの話とかした？」
「え？僕はしてないけど、」
「……え、俺しちゃったけど、何か問題あった…？」
前のページをめくれば同じように色の変わった場所が二箇所ある。それは昨日主人公と帰るとなりの坂田。が道中で志麻とセンラの話をしていた時のものだった。
「多分、このせいだ」
わかりやすいように本を広げて、説明するそらる。ゲームに一切関係のない人物だったが攻略キャラクターと親しい関係にあると解釈してしまったプログラムが所謂バグを起こし先程の志麻のように記憶を持たないこの世界でだけの人格が生まれてしまったのだ。
「多分、センラ君も天月も、luzも…。これから登場してくる可能性が高い」
「まじで！？！？？」
「どうしよう……！！僕が変なこと言っちゃったから……！！」
「いやいや！！俺がそもそも2人の話題を出しちゃったせいで……、」
「まあ、違和感はあると思うけど、知った人が居るってだけで落ち着けるもんだし、わかんなかったんだから仕方ないよ」
まふまふととなりの坂田。の2人をフォローするようにうらたぬきは優しく声をかけた。
──あの『志麻』は別人。ただの教師。──
「にしても、便利な物よく見つけたね」
「あ、それは…今日登校したら僕の席に置いてあって…」
「誰から貰ったかわかんないの？」
「…はい、本にも【まふまふは本を手に入れた】みたいなRPGでよく使われるような言い方しかされてなくて」
「まあ、使えるしいいんじゃない？持っときなよ」
──え、…こんな分厚い本、僕が持ち歩くの…？
そんなゲームじゃないんだからポケット広くないんだけど。
って、これ、ゲームだったーーーー！！！！──
乙女ゲームも案外便利なもので収納機能がついていた。一体何の為に付いているか分からないが一応助かった。
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みにとまと - 面白いです！！執筆頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: 66218cf3c4 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 村人Aさん» はい。語尾カタカナにしたのはわざとです。この後のお話でなぜカタカナかを説明する予定でした。紛らわしいことしてすみません。 (2021年1月4日 14時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - まふくんの『構うんですカ』の語尾がカタカナなのはわわざとですか、？ (2021年1月4日 14時) (レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
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