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ふと、となりの坂田。の頭の方に目線をあげるとピンク色のハートに【5】と表示されていた。さっきまでなにもなかったのに一体どういうことなのだろうか。Aは設定画面を開き調べてみた。
──え、好感度が上がってんだけど。なんで？──
キャラクター4人が横並びしている画面に左から、紺色のイケメン。まだ出会っていないキャラクター。となりの坂田。うらたぬきの順に並んでいた。
となりの坂田。の上には【好感度5】と書いてあり、うらたぬきの方には【好感度10】と表示されているのだ。
──え、本当になんで？？
ミッションはスルーしたのに。
なんでお前【10】上がってんの？？
割と惚れやすいタイプか？なんなんだ。──
選択肢でも好感度が上がったりするのか。そう考えていたが、そうではなくミッションを断ったあの時、うらたぬき自身の好感度が上がってしまった為ゲームに反映されてしまったのだ。
つまり今となりの坂田。の好感度が上がったのも主人公は自分に好意があると実感したからこそ上がったパラメーターなのだ。
──まあ、よくわかんないけど、とりあえずラッキーって事にしとくか！──
「あ、あのさ！」
「え？」
「その……」
もう家の前。じゃあねと別れるに相応しい場所だと言うのに呼び止められ主人公の胸がドキッと高まった。
──え、え…。まじ？？
【好感度5】で告白タイム？？？
え、ハッピーエンドじゃん。おめでとー。──
他人事のように見ていたA。となりの坂田。も同じようにドキドキとしていた。【満足した恋】をさせるなら手っ取り早く告白して恋すればいい。
──だから、今ここで、告白して……！！──
「僕！実は、お母さんのことが好きで……！！！！」
「え？」
──なんで今『お母さん』なん？？？？──
「え……？」
「そう、…なんだ？」
──なんで俺、今『お母さん』って言っちゃったのーーー？！！？？
くっそ！！もしかしてこいつ大事なシーンで『お母さん』って言っちゃうタイプの人間か！？！？！！？──
想像では超かっこよく、『君のことが、好きだZE☆』的な言い方で伝えようとしたが、システムの関係で【好感度80】以上でなければカレの方から告白出来ないのだ。
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みにとまと - 面白いです！！執筆頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: 66218cf3c4 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 村人Aさん» はい。語尾カタカナにしたのはわざとです。この後のお話でなぜカタカナかを説明する予定でした。紛らわしいことしてすみません。 (2021年1月4日 14時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - まふくんの『構うんですカ』の語尾がカタカナなのはわわざとですか、？ (2021年1月4日 14時) (レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
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