@彼女の性格 さかたんに恋する彼女(小話2つ) ページ10
今日も疲れた…。
なんて思いながら100%のジュースをストロー付きパックで飲む。細いストローから濃厚なジュースを味わいつつ、はあとため息が零れる。
「さかたん、何してんの！ぺ、しなさい。ぺ！」
「は？」
いきなりジュースを取り上げて何を言い出すかと思えば、わけのわからないことを言い出す彼女。
……え、別に普通のジュースやんな？それ。
「は？って。これ原液だよ？？水で薄めてから飲まなきゃ」
「……、」
「1:5の割合だから、……待っててね！」
パタパタとパッケージの裏面を見ながら計算していく彼女を前に目が点になる。
え？水で薄めるって何。『1:5』？？
話の流れから絶対5が水だよな……。
うっす！！え、飲めたもんじゃねーな！！
「100%ジュース知らんの？」
「？だから、薄めて飲むの！あたしの家はそうだったよ」
「……」
どうしよう。
目の前にいる彼女が急に哀れに見えてきた…。
確か彼女の家は今時珍しい大家族で、6人兄弟だった気がする。
と、いうことはだ。この1パックを六人で割るとして、約17%ぽっちのジュースしか飲んだことないのか……っ！！
「A」
「え？何？？今忙しいんだけど」
「これ、飲みなさい」
「だから原液」
「これは原液で飲むものなんです！！！」
♦
腹減ったー。でもなんも作りたくないなぁ。
「そんなさかたんにオススメ料理です。なんと、ここに炊きたてのご飯と新鮮な卵があります」
「おぉ！！卵かけご飯しよ！！」
わぁーい！なんて言って、いつもより大きなお茶碗にご飯をこんもり装った後、彼女がクイクイっと袖を引く。
なんだ？
いつもはそんな可愛いおねだりなんかしないのに。チラリと彼女の方を向いて「どした？」と問いかければ、少し恥ずかしそうに俯いて、
「あのさ、ご飯は一杯なんだけどさ。卵二個使ったらだめ？」
「もう、何個でも使え！！！」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
貧乏性の彼女ちゃん。
賞味期限切れでも平気で、なかなか物が捨てれないから狭い部屋に物が沢山詰まっちゃう。
だめ……！全部大事なのっ！！
なんていう彼女可愛い。
そしてそれを全力で可愛がる坂田さんが見たい。
今日はもう少し書きたいのがあるから更新するかもしれない。
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結月(プロフ) - 私の存在を少しでも知っていただけていることに凄く恐縮です…。お忙しい中、お返事ありがとうございます。アンケートも必ず投票致します！作者様の物語が大好きです。こちらは返信不要で大丈夫です´`* (2018年11月26日 14時) (
レス) id: 286dc51d91 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 結月さん» コメントありがとうございます。短編集の方にも毎回覗いて見てくれてますよね？嬉しいお言葉ありがとうございます。各シリーズの方はまた詳しくお知らせしますが近々アンケートを取りますね^^*最高のお話を届けられるよう、頑張ります！ (2018年11月26日 13時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - そして、あとがきにあった、各シリーズの小説、、物凄く読みたいです。作者様の書く物語が本当に好きなので、大賛成です！！その事をお伝えしたくて、本日はコメントしました。２回に分けてのコメント大変失礼致しました。これからも応援しております！結月。 (2018年11月26日 12時) (レス) id: 286dc51d91 (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。ずっと陰ならが応援していました。初めに、完結おめでとうございます！素敵な物語の数々に、すごく幸せな時間を過ごせました。Vol.6も140字もこれからの更新楽しみです！(続→) (2018年11月26日 12時) (レス) id: 286dc51d91 (このIDを非表示/違反報告)
I8JghE0raXSJg8d(プロフ) - 全然大丈夫ですよ！！坂田さんの本当にすごいと思います！ありがとうございます！ (2018年11月26日 0時) (レス) id: d98bcf15c5 (このIDを非表示/違反報告)
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