【歌い手】恋する彼女 vol.5【完】

◯ ページ7

「Aは操作出来る？」
「…どうかな、ちょっと不安」

そもそもリモコンの向きすら確認出来ていない、機械音痴の彼女をみて一気に和むまふまふ。


可愛い。リモコン逆さまだけど。
うん。かわいい。天使は何しても天使だった。



「Aちゃん！こう持って……、で、このAボタンでジャンプ」

「えー、で、じゃんぷ」



そらカノに教わりながら基本動作を確認するまふカノ。一通り動かすことが出来たので、楽しく四人でプレイすることへ。


「あ、おい。まふまふ甲羅なげんな」
「え？僕じゃないボクじゃない！」
「そらるーん！！なんで１回わたし捨てたし！？」
「……っ、」



いつも通りのそらまふと苦戦中の彼女たち。日頃そらると対戦することの多いそらカノにはあえてハンデを付けず、同じルールで戦っているが、


「A！大丈夫だよ！ぼくが守るからね！」
「う、うん」

「あ、Aちゃん。まふまふに攻撃するから離れたがいいよ」
「え、え？」

「そう！で、それをあの二人を狙って、投げる！」
「え？あの二人ってそらるさんとまふくんだよね…？」
「うんっ！」


全員が何故かまふカノのサポートに回っている。
おかげで全員の機は残り僅かだが彼女だけは13。

途中で全滅してしまい中ボスを彼女一人でした時はもう、うるさかった。


「そこから、敵来るから」
「え。まっ、」

「ほらジャンプ。Aボタンだよ」
「え、と。えー押して、」

「あ！よけてよけて！」
「……っ」


サポートのおかげで、初めて一人でクリアしたボス戦で瞳をキラキラと輝かせる彼女。

「…！みて、まふくん！倒せた！出来たよ！」
「うん。見てたよー！じょうずー」


そんなほのぼのとした休日の集まり。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
愛されまふカノちゃん。

絶対まふまふさんがゲーム優しく教えてそう。で、喜ぶ彼女を満面の笑みで褒めてほしい。

そらるさんはあえて攻撃技を覚えさせそう。で、まふまふさんに攻撃しちゃって、「今の誰！？」ってなった時に彼女が「ご、ごめんね、まふくん」って言ったら、「あ。なんだー、Aかぁ」って和んでる時に、殺してそう。

そらカノちゃんは攻撃を習得したまふカノちゃんにめいいっぱい攻撃してもらい一人ゴールに向かってそう。まふカノちゃんは何やっても許されるから、頼んだ☆みたいなゲス感は嫌いじゃない。むしろ好き、

@学パロ うらたんに恋する彼女→←@VIP対応 AtRに恋する彼女たち

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す