【歌い手】恋する彼女 vol.5【完】

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「「ホントにごめんなさい」」


うらたさんと共に志麻さんカップルに謝る。
たまたま通りかかった所に出くわしてしまった二人は言うなれば一番の被害者で部外者だ。

「あら？私は嬉しいわ。楽しそうなイベントに呼んでもらって…。ね、志麻くん」
「まー、暇してたしね」
「なにより、うらた君のお願いなら聞きたいわ」


クスリと上品に口元に手を添える仕草がもう華麗で、あのうらたさんすらポカンと口を開けて見惚れている。

「え、いや！全然！む、むしろ感謝というか……！」
「……」
「おい、志麻。無言で睨むな。不可抗力だ」

確かに彼女みたいな素敵な女性に見つめられたら、心臓を撃ち抜かれるどころか奪い取られてしまいそう。というか、女のワタシが差し出しそうっ。

「別に睨んでない」
「ふふ。わかり易い嫉妬ね。愛されてるって自惚れてもいいのかしら？」
「……ハイハイ、愛してます。愛してます」

新婚夫婦かとツッコミたいくらいにラブラブな二人を差し置いて『仲良しカップル』なんて貰えるわけが無い。

そう察したうらたさんとワタシは視線を合わせる。

「……さかたん」
「こりゃ、勝てませんねー」

どうやらノリノリだった当事者たちも認めるイチャイチャっぷりに完敗のようだ。

「……大体、口にしなくてもオレの気持ちくらい伝わるだろ」
「っ！うらたん……！」

「ま、なんにせよAは俺の事大好きやもんな！」
「あははっ、なにそれー」

三者三様。
現し方は違えど恋には変わりない形に正解はない。

隣にいる人と未来永劫築けるのなら、これ以上の幸せなんてない。

「……いや、何このカオス」
「……」
「そんな、期待の目で見てもやらんからな」
「……別になんも言ってないし」
「まあ、俺も好きですけど」
「！！…(くっそ、録音し忘れたーっっっ！！！)」


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リアル『うりゃしましゃかたせん』は絶対可愛いと思うんですよ。

ただ、うらカノちゃんと坂カノちゃんのかき分けがすごく難しい。もう少しバリエーション増やさないといけないなーと感じました。

あー…。来世はイケメン男子になって、世の中の女の子に優しさを提供したい。「何もしなくていいよ！俺が全部してあげるよ！」みたいな台詞を言ってあげたい。

だから、今世はそんな男が目の前に現れろ。

@甘い口封じ うらたんに恋する彼女→←◯

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