* ページ24
╍ ╍ ╍
「そう言えば、アイツ知らない?」
「(き、きた!どうする、センラさん!)」
「(えぇえ!?どうもできないやろ、これ!)」
「あ!まーしぃ!センラさん!何してんのー?」
「「……(坂田ぁ!!)」」
必死で隠してたのに。もう無理だ。
全身に嫌な汗が伝う。今すぐにでも消えれるなら消してほしい。
「おぉ!坂田悪いな」
「あ、うらさんも居ったんや!全然いいよー。いい子で待っとったし」
遠回しに背の低いうらたぬきを馬鹿にしたような発言だったが、今二人に挟まれている志麻とセンラは相当居心地が悪い。
「ちょっと、さかたん!その言い方はまるで幼稚園児相手してるみたいな言い方ー」
「まるでじゃなくて、幼稚園児だろオマエ」
「な!うらたんまで酷いこと言う!」
「「………」」
完全に取り残されている。完全にないものとして扱われている気がする。…と言うか、浮気なんて絶対に違う気がしてきた。
「?なんでまーしぃ凹んでんの」
「泥沼的な展開期待してた」
「泥沼…?」
理解出来ていない3人のために、する必要もない説明を事細かく伝えれば、その場に笑いが集まる。
「いやいやいや!俺、Aちゃんタイプじゃないし、絶対無理!」
「おい。遠回しに人の彼女ディスんな」
「そうだよ、さかたん!アタシだって、それなりに魅力があるんだから!」
「へぇー。なら見せてよー」
彼女を茶化す坂田に反撃しようと一歩前に出るが、うらたぬきに腕を引かれ、胸の中に収まる。
「コイツの魅力知ってんの、俺だけでいいから」
行くぞ。と言い捨てて、二人で歩き出すカップル。
なんだか見せつけられた気分になった三人は、今すぐに彼女に会いたくなる衝動を押え、二人の後をついて行った。
╍ ╍ ╍
【サラッとカッコイイこと言ううらたさん と 誤解する志麻セン】
╍ ╍ ╍
なるせちゃんに恋する彼女→←うらたんに恋する彼女 + 浦島坂田船
265人がお気に入り
「歌い手」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
陽光 - 記念小説いいですね〜。今回のとか和む〜。どのカップルも好きなんですけど、めいちゃんカップルはずっとみていたくなります。楽しいカップル素敵。どのカップルも好き!ぺいと先生も好き!やっぱりみんなすき! (2020年3月5日 13時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 湖宵さん» ありがとうございます。本来ならミニ小説にしたかったのですが、こんな形で出させて頂きました。ドキドキして頂けたのなら光栄です。 (2019年2月26日 23時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
湖宵(プロフ) - 100000hit記念の小説読みました!低クオリティーと言ってますが全然そんなことないですよ!とってもドキドキしました!これからも楽しみにしています (2019年2月26日 23時) (レス) id: 7326535de9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ