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まふくんに恋する彼女 ページ3

╍ ╍ ╍



【 夜御飯 】
 いつもの晩餐。




╍ ╍ ╍



まふカノ【ゆるふわ彼女】

■ 昔料理教室に通っていたので、手料理は絶品。



╍ ╍ ╍





「ただいま」



ポツリと呟いた声。以前なら拾われることもなく置き去りだった言葉に返事が帰ってくる。



「おかえりなさい。疲れたでしょ?先にお風呂でも、」
「…会いたかった」



真っ白なワンピースを着て出迎えた彼女の言葉を遮って、彼女の腰目掛けて抱きつく。
ふわりと香る彼女の匂いに癒されて、やっと帰ってきたんだと実感する。



「朝会ったばかりだよ」
「足りないのー」
「ふふ。わたしもすごく会いたかった」



いつもより甘えたがりのまふまふに、幻滅する訳でもなく、むしろ優しく頭を撫でる。
専業主婦という形でまふまふの家に同居している彼女は1日の半分以上を家で過ごしているせいか、白く手入れの行き届いた手がなんだか頼りなく感じる。



「今日は生姜焼きにしたの。疲労回復と夏バテ防止のために」
「疲労回復なら今してます、」
「…頑張って作ったんだけどなぁ」
「食べるけど、その前に」
「あ、そうだね」



腰に巻きついた手首を握り、洗面所へと連れていく。



「え?」
「え?って。ご飯食べる前に、手、洗わなくっちゃ」



てっきりキスをするとばかり思っていたまふまふは、目の前でパッと自分の手を広げる彼女の姿を見て、一気にどうでも良くなる。



(かわいい…。かわいすぎかよっ)



鈍感と言うか、少し抜けている彼女に完敗のまふまふは大人しく手を洗い、リビングへと向かう。



「いい匂い…」
「張り切っちゃった」



そう言って舌を出すお茶目な姿に、再び心の中で可愛いを連呼する。



(はぁ。なんでこんなに可愛いんだろう?)



「じゃあ、食べよっか?」



「いただきます」と声を合わせて、彼女の作った晩御飯を食べ進める。



╍ ╍ ╍

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陽光 - 記念小説いいですね〜。今回のとか和む〜。どのカップルも好きなんですけど、めいちゃんカップルはずっとみていたくなります。楽しいカップル素敵。どのカップルも好き!ぺいと先生も好き!やっぱりみんなすき! (2020年3月5日 13時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 湖宵さん» ありがとうございます。本来ならミニ小説にしたかったのですが、こんな形で出させて頂きました。ドキドキして頂けたのなら光栄です。 (2019年2月26日 23時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
湖宵(プロフ) - 100000hit記念の小説読みました!低クオリティーと言ってますが全然そんなことないですよ!とってもドキドキしました!これからも楽しみにしています (2019年2月26日 23時) (レス) id: 7326535de9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいとう。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月2日 15時

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