【歌い手】恋する彼女 vol.1【完】

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と、言うかまだ数秒しか経っていないのにリスナーさんの返事やらリツイートやらが凄い。



(あ、そらるさんとかも返事してる…)



若干出遅れた気がするが、彼女もあえて他と同じようなメッセージを送る。



(……送っちゃった…！)



目の前に本人がいるって言うのに、なんだか恥ずかしくなってきた彼女は気を紛らわそうと席を立てば、「わぁぁ！」と隣から声が聞こえる。



「どうしよう！Aからリプ来た！！」
「………」



(そりゃ。送りましたから！)



数秒前にまふまふから言い出したくせに、あたかも初めて知りました。
みたいな反応をされると自分の記憶を疑ってしまう。



「え、返事していい！？」
「え。ダメダメ！バレちゃうよ！」



普段から歌い手さん以外の方と会話すらしないのに、今ここですれば炎上するのは間違いなし。
どうにか説得をしなければ、本当にリプしてしまいそうだ。



「わたしとまふくんだけの秘密にしよう？」
「ひみつ…」



流石に成人過ぎた男性がこんな簡単な言葉に釣られるわけがないと思っていたが、いいお返事が返ってくる。

どうやら、2人の秘密という響きが良かったのだろう。



「なら、スクショして毎日見るから！」
「ならわたしも記念にスクショしよ」



そう言って微笑む二人の内緒の話。





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【デレデレなまふくん と 扱い上手な彼女さん】


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