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╍ ╍ ╍
「本当なら、Aとしたかったなー?」
「ん……、仕事でしょう?」
「でも。こんなことするのは、きみくらい」
艶っぽい声色にのって、掬った髪にキスを一つ。
リアルに王子様が居たなら、こんなことをするんだろうなと頭の片隅で思う。
「…でも、すごくお似合いだったから。もしかしたら付き合ってるのもワタシの妄想なのかもって」
不安だった。
でも、その不安を見透かされるのが怖かった。
「ごめんね。こんなこと言っても、」
「ねぇ。もっとしてー」
「え?ん…?」
ゴシゴシと再び手を動かすluz。
マイペースと言うか自分勝手だというか…。
(まあ、こんな所あるよね)
サラッと自分のペースに持ち込むのが上手な彼は、なんというか乱されてるようで少し嫌だけど。
「オレは、夢でも妄想でもAの相手ならスゴく嬉しいんやけど?」
「………」
「あれ?聞こえてない?」
「聞こえてる!聞こえてるから、それ以上嬉しいこと言わないで!!」
「えー。なら、」
唇が触れるほんの数秒。
全身の熱が口元に集まり、luzと最も距離が近くなる。
「キスならいいでしょ?」
なんてズルい言い方ね。
╍ ╍ ╍
【マイペースなluzくん と ヤキモチな彼女さん】
╍ ╍ ╍
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陽光 - 記念小説いいですね〜。今回のとか和む〜。どのカップルも好きなんですけど、めいちゃんカップルはずっとみていたくなります。楽しいカップル素敵。どのカップルも好き!ぺいと先生も好き!やっぱりみんなすき! (2020年3月5日 13時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - 湖宵さん» ありがとうございます。本来ならミニ小説にしたかったのですが、こんな形で出させて頂きました。ドキドキして頂けたのなら光栄です。 (2019年2月26日 23時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
湖宵(プロフ) - 100000hit記念の小説読みました!低クオリティーと言ってますが全然そんなことないですよ!とってもドキドキしました!これからも楽しみにしています (2019年2月26日 23時) (レス) id: 7326535de9 (このIDを非表示/違反報告)
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