long hair *17 ページ17
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それだけでは飽き足りず次にももは私の髪を弄り始めた。
こなれた様子で髪をまとめてお団子にしている。
「あのね、昨日も言ったけどAちゃんは凄く可愛いんだよ。」
持参のコテで残しておいた触覚を巻きながらももが言う。
「だから、これからは恋バナとか愚痴でもいいからもっと私を頼ってよ。もっと私に心配させてよ。」
本当に私の周りは鋭い人ばかりで困ってしまう。
「私は二の次でいいやなんて思っちゃ駄目だよ。」
「なんでももは泣きそうなの。」
声に出さないと私まで泣いてしまいそうだった。
「せっかく可愛くしたんだからAちゃんは泣いちゃダメだよ。」
「…よしっ完成!! はい、可愛い。」
そう言ってももは私を抱きしめる。
ももが帰った後、
私は1人で茶色の革靴と ももとお揃いの黒いレースがついたカゴバッグを身につけて鏡の前に立ち最終確認をしながら、
玄関で聞いたももの言葉を思い出していた。
ももが帰る時、私は思い切ってももに言ってみた。
「これからは絶対恋バナも愚痴も全部聞いて貰うから…だからもし私が失恋したら慰めてくれる？」
これでは、まるで私がか弱い女の子みたいだ。
「勿論！こんな可愛い女の子を選ばない男が居るんなら私が蹴り倒しに行くよ!!」
ももが細い腕でこぶしを突き上げてくれる。
小動物みたいな可愛い女の子は
私が思っていたよりもずっと私のことを分かっていて、
誰よりも頼もしかった。
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仁(プロフ) - 大好き。マジありがとうございました！！！！！ (10月14日 18時) (
レス) @page50 id: 270b34836a (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - クロさんじゃなく夢主さんはうちと結婚しましょう（（）） (7月30日 12時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ドク(プロフ) - 尊い…好き…ナニコレ、最高でしかない…！！！キュンキュンが止まりません、マッハです！！神作ありがとうございました！！！ (2022年7月14日 16時) (レス) @page50 id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
LUCA(プロフ) - とても素敵な話でした。後半から感情移入してしまって、泣いちゃいました！ありがとうございました！！ (2022年6月26日 17時) (レス) @page50 id: 26acec27f5 (このIDを非表示/違反報告)
たま - 普通に泣きました！！ (2022年5月12日 15時) (レス) @page50 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金平糖 | 作成日時：2018年8月14日 22時
