検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,673 hit

彼が優しい日は ページ6







「お疲れ様です」


「ありがと〜」



来店と同時に席に置いてくれるお水を口に含む。その一連の動作をジィと見つめる店員、安室さんその人。



「・・・なーに?」


「ちょっと失礼しますね」



そう言うや否や、私のおでこに手を当てて少し顔を歪めた。



「安室さんの手ひんやりしてて気持ちぃ…」


「貴方 熱あるんじゃないですか?」


「そう言われればフワフワする気がするかもしんない」


「馬鹿は風邪を引かないって、あれ迷信なんですね」


「…どういう意味かな??ん??」




安室さんに安定の暴言もいただいて、甘いものを食べれる気がしないし、梓さんも心配そうなお顔をしているし。…引き際も肝心よね。



「熱があるかもって分かったら急にしんどくなってきた」

「せっかくだけど、今日は大人しく帰って寝るね」



二人にごめんね、と謝って立ち上がった瞬間



「ありゃ?」


「あっ、ぶないな!」



か弱い女の子のようにふらついた。
あ、これマジでダメなやつ。


「ご、ごめんなさい」



危機一髪 安室さんに手を引かれて持ちこたえたのは良かったけど、そのまま胸にダイブしちゃったのはいたたまれない。


「梓さん 少し抜けてもいいですか?」


「えぇ。今は人も少ないですし、ちゃんとAさんのこと送り届けてくださいね!」


グッと親指を立てる梓さん。



「え、待って?なんか送ってくれる雰囲気だけど、大丈夫だよ一人で帰れるから」


「はいはい、病人は黙っててください」



・・・このあとめちゃくちゃ看病してくれた。




.

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←私の心が痛いよ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.2/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 安室透
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2018年4月21日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。