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喫茶ポアロの常連客 ページ1
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「いらっしゃいませ」
「いらっしゃい」
お気に入りのカフェ。
いつも出迎えてくれる美男美女。
否
「あぁ、貴方ですか」
なぜか私に辛辣な褐色野郎と
「今日もお仕事お疲れ様です。いつもの場所、空いてますよ」
私を癒してくれる女神。
「ありがとう」
そんな女神にお礼を言って、ついでに言うと褐色野郎は無視して
一番奥のカウンター席に座る。
いつもここに座るから慣れたものだ。
隣の席に脱いだジャケットとカバンを置いて、きっちりと着こなしたシャツのボタンを二つ開ける。
…そして息を漏らした。
あぁ、今日もやっと終わった。
「ご注文は何にしますか?」
「いつもので」
いかにも常連です、って感じでしょう?
ふふん、と すました顔で髪の毛を束ね直すと、冷たい目を向けた店員が一言。
「・・・貴方、頼むものいつもバラバラでしょうが」
・・・・いや、うん。
まぁ、こういうこともあるよね。
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作成日時:2018年4月21日 1時