君の記憶が無くなったあげく俺は女化したので君を好きでいるの止めたいと思います【さかうら】

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あれから数日たったある日の事。



「そんな事が.......」

「.........」



今俺は、まふの家でまふとそらるさんに、一連の出来事を話した。

センラから告白された事、そして、俺はセンラを選んだ事....._______



ん？選んだ？

あれ。別に選んでなんか無いか。

俺の中にうらさんという選択肢なんて、最初からない。

絶対、絶対、多分........。



話し終わった後、二人は心底驚いていた。

まぁ、それもそうか。

この前までずーっと一人の人が好きって言ってた人が急に他の人と付き合うんだから、誰だって驚く。

特に、まふは驚いている。



「さ、さかたん、本当にそれでいいの？」



まふがおどおどしながら聞いてくる。



「これが、みんな幸せになる方法だから......」

「っ、確かにそうかもしれないけど！さかたんは今、幸せなの....？」

「俺.......？」

「そうだよ！さかたんは......」

「まふ」



そこまでまふが言った所で、そらるさんがそれを遮った。

そして、真剣な目付きでそらるさんは話始めた。



「....坂田が選んだ未来なんだから、俺らにとやかく言う権利は無いと思う」

「そらるさん....でも........」

「坂田、聞いて？俺は、これが坂田が本当に望んでいる事なら応援するよ。でもね、坂田。....後悔しても、遅いんだからね」

「......はい」

「ぼ、僕も、相談相手になります！というか、ならせて！さかたん！」

「...うん......ありがと。二人共」

「どういたしまして」



二人に言って、少し気が楽になったな。

でも、なんかな...........。



「さかたん！今日うち泊まっていかない？そらるさんも一緒に！」

「うん、ええよ」

「泊まってくー.....ふわぁ....」

「ちょっと！寝ないで下さい！まだこれからお昼ですよ！」

「分かってるよ......すー....すー....」

「分かって無いじゃないですか！」

「あははっ、面白.....」



久しぶりに笑えた気がした。

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