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オッパが ある日からずっと、
聞いてくることがあった。
「...ユンギってだれ？」
どこでその名前を知ったのかは 分からない。
「...あなたに関係ある？」
オッパが過剰に反応していた ユンギという名前。
きっと オッパも手紙を勝手に呼んでいたのだろう。
「...ユンギに会いたい？」
なんて 聞いて来た日があった。
私は 精一杯の思いで オッパを睨んだ。
「...その名前を出さないで」
確かじゃない。
けど、あの家族の誰かだ。
私とユンギを 引き裂こうとしたんだ。
そんなことするの オッパしかいない。
ユンギから離れたのは私で、
ユンギに対して 連絡もしなかったのも私。
違う。
ユンギは悪くない。
わたしの方が ユンギから嫌われても仕方ないのに、
ユンギは それでも 私を探し出してくれた。
私が ユンギを 避ける理由なんて...ない。
資格がない。
申し訳なさで いっぱいになる。
ただ、これだけは言える。
過去も今も 私はユンギが好きだ。
「ユンギ、もう私から離れないでね...？」
YG「...Aも、もう俺から離れるな」
ベッドの上に腰掛け、私を抱きしめる。
YG「...よく聞けよ」
「なにを？」
YG「...愛してる...から」
頭をクシャクシャ掻きながら、
照れ臭そうに 呟くように言った。
目も合わさずに。
「いいね、その言葉。もっかい言って！」
YG「もう2度と言わねぇかな」
もう、ほんとツンデレ...
「ねぇ、私も愛してるよ？」
YG「おう...」
私から顔見えないようにしてるけど
丸見えだよ？ニヤついてるの。
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作者名：MIN | 作成日時：2015年5月9日 0時
