Colorless. (ページ38)

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-38-YG ページ38

YG「...てめぇ、何してんだよ！！！！！」

部屋には慌てる男と

倒れている A。

服ははだけ、暴行を加えられた後だ。

YG「...まじで許さねぇ...クズが！！！！」

男に飛びかかり馬乗りになる。

大家さんは Aの方に向かう。

YG「...お前、Aになにした！？」

狂ったように怒鳴りつけ、殴る俺を、

デカイ体の男はいとも簡単に振り落とす。

相手も逆上しカバンから刃物を出す。

「...誰だ？おまえ」

刃物の先端がこっちを向く。

YG「...こいつの彼氏だよ」

男の顔が更に曇る。

YG「大家さん！早くA連れて逃げて！」

「...Aは、僕のだよ？ってか、悪いのはこの子じゃん。たーくさんお金上げて、たくさん可愛がって上げたのに、恩を仇で返すってのはこの事じゃない？だから、お仕置きしに来たんだよ？」

こいつ...狂ってる。

YG「...悪いけど、Aは俺のだから」

「...じゃあ、君にもお仕置きしないとだね」

男はそれだけ言うと刃物を持ってこっちに向かって来た。

俺は体は小さいが運動神経はある。

YG「...おっさん、俺をなめんなよ？」

刃物対し俺は素手で立ち向かった。

男はもう完全に狂っていて

何度も何度も刃物を振り回す。

交わしても交わしても男の殺意は収まらない。

俺も何度も何度も男を殴る。

だが、俺よりデカイ奴が刃物を持っている。

油断した隙に、

YG「！！！...ってぇ」

その刃物が腕を勢いよく切りつけた。

そして、

タイミングよく警察が到着する。

「警察です！！！」

男は取り押さえられ、俺は病院に運ばれた。