Colorless. (ページ15)

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ホソクが私を連れて来た場所は

あるライブハウスだった。

「お、ライブハウスだね？」

HS「そう、好きだろ？」

「安心した。ほんとに変なとこ連れて行かれるかと思ってた」

HS「お前な...」笑

中に入るといつもと違う雰囲気。

「...ラッパーの集まり？」

HS「そうそう」

「私もホソクもラッパーじゃないのに？」

HS「お前はほんとに俺に関心ないな(笑)」

「？？」

話によると

どうやらホソクは最近ラップを始めたらしい。

それもある人の影響で。

私も知ってる人だそうだ。

私の知ってる人って...そんないないけど？

HS「その人が出るんだ」

「ふーん、いつの間にラップなんか始めてたの。言ってくれれば良かったのに」

HS「たまにしてたのに、聞いてなかっただろ？」

「...うそ、ごめん」

ホソクに関心がなかった訳じゃないんだけどなー

なんて言いながら笑い合ってると

大きな拍手が起きる。

HS「俺にラップの凄さを教えてくれた人」

そういうホソクが舞台を見つめる。

スポットライトに照らされていたのは、

「...なるほど」

HS「ユンギヒョンー！！」

今度は逆って訳ね。

彼が舞台に立って私が観客。

絶対にこの間の仕返ししてやるんだから。

なのに、

「...この歌詞」