私、○○なんです <番外編>

喧嘩 #1 ページ25

Aside

「＿＿＿...から」

ﾊﾞｯ

朝から最悪。嫌な夢を見た
光太郎が他に好きな人ができて、私に別れ話を切り出したっていう夢

ほんと、リアルすぎて…

＊

夢のことなんて忘れて、あっという間に部活の時間だ

光太郎に会える、そう思っていたら雪絵先輩と楽しそうに歩く光太郎の姿が

彼女だけど、かっこいい光太郎と雪絵先輩はお似合いだなぁって思ってしまった


雀田「あ、Aちゃん早いね」

後ろからかおり先輩の声がする

『そうなんです。今日いつもより早くて』

雀田「そうだったんだ、だから赤葦も早かったのね〜 あ、そうだ。そういえばさ…」

かおり先輩と喋りながら着替えると、雪絵先輩がやって来た

…なんか、さっきの見ちゃったから、勝手に気まずい気持ちになる

『…こんちはー』

白福「あれ、Aちゃん元気ない？大丈夫〜？お腹空いた？」

えーとえーと…と鞄の中を探る雪絵先輩
…やだな、私。こんないい先輩なのに

『あはは、大丈夫です。ありがとうございます』ﾆｺ



.


この後、今日見た夢が現実になるとは知る由もなかった

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