幼馴染みと後輩と

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((水無月))

浮所「で、どうしたの？せんぱい、」

「⋯あのね、雄登とね一緒に帰る約束したの、」

浮所「うん、」

「雄登は保健室で寝てたから迎えに行ったの、」

浮所「うんうん、」

「そしたらね、保健室の中から鈴原さんと雄登の声が聞こえてね、"一緒に帰る"って言われちゃった⋯」

浮所「⋯で、雄登先輩と鈴原先輩が一緒に帰っちゃったんだ、？」

「そうなの、｣

浮所「⋯ね、せんぱい」

「なに、？」

浮所くんの温もりを感じた

「浮所、く、ん、？」

浮所「⋯雄登先輩じゃなくて、俺にしなよ」

「え、？」

浮所「俺じゃダメ？雄登先輩が好きでもいい、俺なら悲しませないよ」

「浮所くん⋯」

浮所「せんぱいが好きになってくれるまで俺待つから⋯俺を好きになって⋯」


甘くて

切ない

浮所くんの声


「ダメだよっ、浮所くん、」

浮所「俺じゃダメなの、？」

「違う⋯そうじゃなくて⋯」

浮所「じゃあなんで⋯」

「雄登が好きなの⋯諦められないの⋯」

浮所「⋯俺を利用してよせんぱい、」

「り、よう、？」

浮所「そう、もし雄登先輩がふり向いてくれたら俺を捨ててよ」

「そんなこと⋯できないよ⋯」

浮所「言ったでしょ？俺、せんぱいの為ならなんでも出来るから！」


⋯浮所くん

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