日常94 ページ1
「A、体温計持って来るからそこ座っって待ってて？」
『一緒……に行く』
「そこの棚から持ってくるだけだから」
『…ぅん』
ﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟｯ
「終わったか？」
『…ｺｸﾝ』
「見せて？…38.5か。A少しだけココで寝てていいから待てる？」
『ィャ…どk…にも…いk…ｺﾞﾎｯ』
「冷蔵庫から冷えピタ持って来たりタオル濡らしてくるだけだから待ってて」
『すぐ…ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ……来る？』
「うん。1人が怖いAをずっと1人になんてしないよ？」
『寝てて……いい？』
「ん、しんどいなら寝てていいよ。俺が運んで行くから」
「A？…やっぱしんどいよな」
俺が戻ってくる数分のうちにリビングのソファーで寝てしまったA
病院に連れて行って処方箋もらいに行こうとか考えたけど、さっきのAの話じゃ無理だと思ってやめた。
そして、Aは1度風邪ひいたり体調崩すと2〜3日は完治までかかるんだけど
俺は仕事だから家に居られないって事は当然ミサも仕事…。
何日も仕事場に連れて行くのもAにとってストレスになってしまう気がする。
ー寝室ー
「よいしょっと…おやすみA」ﾁｭｯ
prrrprrr
？「〈もしもし？〉」
「〈こんな時間にすいません。今大丈夫ですか？〉」
？「〈うん。何かあった？〉」
「〈ジンヒョンなら起きてると思って〉」
JN「〈そろそろ寝ようとはしてたけど、大事な話でしょ？聞くよ？〉」
「〈ミサがAのお兄さんに連絡取ってくれて同行決まりました。〉」
JN「〈うん。でも本題は違うでしょ？〉」
「〈Aが自分の精神状態のことを気にしてて。病院には行きたいけど診断結果を親に知られるのは絶対に嫌って言ってて。〉」
JN「〈嫌がる理由は聞いたの？〉」
「〈Aの口からじゃないので確実ではないけど、ミサからご両親は医者だって聞きました。っで、ご両親のどちらかが精神科の医者らしくて〉」
JN「〈知ったら退職させられて実家に戻れって言われるのを恐れてるのか〉」
「〈多分…。俺もAの側を離れたくないからそれは避けたくて。どうしたらいいかっていう相談ともう1つあって〉」
JN「〈まだ何かあるの？〉」
「〈Aが寝てることに安心して作業室でミサにさっきの話を聞いてて、戻ったら魘されてて熱が上がっちゃって〉」
JN「〈Aちゃん1度熱出したりすると完治まで長いんだっけ？〉」」
「〈はい…2〜3日かかりますね…。〉」
『んぅ〜…ユン…ギ？』
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作者名：Rin | 作成日時：2022年6月8日 1時
