革命直前の決戦について ページ49
凛空side
敬「凛空も、さりげなく手助け感謝するぞ。お前が先に出ていてくれたおかげで役員たちが
多少は落ち着いて行動できていた。さすがだな、軍師」
『……敬人が素直に俺を褒めるとか…………気持ちわるっ!』
あ、今凄く睨まれた。
敬「まぁいい。勝つのは俺たち、『紅月』だ」
『……はいはい』
必ず勝つ、慣れねぇな〜……
そんなことを考えながらいつもの布陣につく。
零「『紅月』……、暗闇に浮かぶ紅い月か、麗しき魔性じゃのう♪
そして、凛空は正しくそんな紅月夜の空を舞う夜叉のごとし」
『……そんなかっこいいもんじゃねぇやい』
で……そろそろ敬人も察する時間かねぇ?
伝えないことへの罪悪感がないわけではないからさ〜本当に
零「かつて伏魔殿のようじゃった夢ノ咲学院に秩序を取り戻した、生徒会の功績はおおきい。
学院を荒らし回っていた、『五奇人』の吾輩とてそれを認めよう
だが、今度はおぬしらが狩られる――否、ごみ袋に詰められて廃棄される番じゃ♪
あぁ、勿論凛空はそうする前に吾輩が取り出して守るがのう」
『さらっと気持ち悪いな……つまりは復讐ってことでおーけー?』
どうせ違うんだろうけど。そんな安いもののためにここまでしない。
もっと高潔で、輝かしい理由
零「まさか。『五奇人』も今や数が減り、搾りかすの『三奇人』となった。もはや、我らの
時代ではない。いつまでも居座り、老醜を晒すべきではなかろう」
『……っ』
あ(……凛空さんの表情が一瞬だけ崩れた。見たことない、酷く弱々しい表情。
どうしたんだろう……?)
ったく、嫌な思い出だな……
――
そろそろ、向こうの計算通りなら俺らの出番は終了するはずだ。
対バン形式だと、サイリウムの色も変化し、１チーム五種類の特典サイリウム×２
つまり総合得点も減少する。相変わらず卑怯な手だな、兄貴。
敬「……っ!」
やっと気づいたか、敬人。でもきっともう遅いぞ。俺らの負けだ、大将
零「ようやく気付いたようじゃが、もう終いじゃ。時間切れじゃのう。潔く舞台を降り、
われらも夢ノ咲学院の生徒として、観客として……。
アイドルの登場に、喝采を贈るとしよう」
そういいながら俺のほうを見つめてウィンクしてくる。それと同時に俺らのパフォーマンスの
終了を告げる深夜零時を指す針
あぁ、新しい世界がやってくる
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茶柱(プロフ) - そろそろうちのボキャブラリーが火を噴きそうだ……(吐血) (2016年10月3日 22時) (
レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 本当に、難しいですよね………… (2016年9月29日 20時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - わかります！ (2016年9月29日 19時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 何か、小説の主人公目線の言い回しを読んでて、( ﾟДﾟ)ﾊｧ?ってなると「え、私の語力、低すぎ……!?」ってなりますね(笑) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - 成る程… (2016年9月28日 17時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶柱 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月4日 16時
