うちの兄弟について2 ページ5
凛空side
『ん〜っ…………眠い』
あの後すぐにベットに潜った
うちの家は(俺を除いて)皆夜行性だから←
夜騒がしいんだよ
父さん曰く、吸血鬼の末裔らしいんだけど
何か途中から……俺らのひいじいちゃんくらいで人の血が混じったとか何とか
昔は信じた気がするけど、今はそんな非現実的な事信じてないんだよ
なのに学校では吸血鬼キャラが定着しつつある、何で!?
まぁ、そんな家族なわけなんだけど
俺だけ夜は寝るんだよね
だから小さいころから俺の部屋の上の階じゃ絶対に騒がないって決まりになって
おかげで俺の安眠は不可侵領域を保ったままなんだよね〜
ありがたいわぁ(近所のおばちゃん風)
『ってこれは一体……』
左右に凛月と兄貴が俺の腕を抱いて眠っています
って言っても、これも日常なんだけどね
『よいしょ……ってあれ、腕が動かない』
凛「んー、まだ動いちゃダメ……」
『いや、もう起きないと』
凛「大丈夫〜……まだ寝てても大丈夫だから♪」
『そんなんだから留年するんでしょうが!
ほら早く起きる!』
凛「えぇ……おんぶ」
『歩きなさい……もー』
なんだかんだ言って結局おんぶするのがおちなんだけど
零「……」
『兄貴、どうしたの?』
零「……今日ほど朝がありがたいと思ったことはない」←
お巡りさんコイツです
凛「チッ……兄者はこのまま一生寝てればいいんじゃない?」
零「なんて酷いこと言うんじゃ凛月!!」
『あー……始まった』
零「冷たいのう……」
『あぁもう……ほら兄貴
早く起きて!』
零「……はぁ」
『今日は一緒に登校するから』
そういうと表情がパアっと明るくなる
分かりやすいな、というか扱いやすい
凛「はぁ?……なんでリクが兄者と一緒に行くわけ??」
『お前いっっっっつも真緒君に運んでもらってるだろ?
だったら俺が兄貴と一緒に行っても大丈夫でしょ』
ちなみに今は午前4時
理由は日があんまり高く上る前に兄貴は学校に行くから
凛月は大体真緒君が連れてくから7時くらい
いつもは真緒君についていくんだけど
『たまにはいいでしょ?』
凛「…………意地悪」
こうやって親離れならぬ双子離れを着々とさせていくというわけだ
凛「もういいもん……リク何か大っ嫌い」
『はいはい……』
え、何でスルーするかって?
前にもこういうことあったからね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茶柱(プロフ) - そろそろうちのボキャブラリーが火を噴きそうだ……(吐血) (2016年10月3日 22時) (
レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 本当に、難しいですよね………… (2016年9月29日 20時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - わかります！ (2016年9月29日 19時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 何か、小説の主人公目線の言い回しを読んでて、( ﾟДﾟ)ﾊｧ?ってなると「え、私の語力、低すぎ……!?」ってなりますね(笑) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - 成る程… (2016年9月28日 17時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茶柱 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月4日 16時
