ライブと俺と後輩について ページ40
あんずside
私たちは真くんのスマートフォンで紅月のパフォーマンスをみて、圧倒された。
完全で非の打ちどころのない動きと歌。
北「紅月は、三人以外にも懐刀をもっている。いや、正確に言えば大太刀。薙刀というべきだ。
朔間凛空。この人は副会長より静かに、そして鬼龍紅郎より激しく動く。
まさしく中間という立場だ」
画面上で、緩急のついた見事な動きを披露する凛空さん。
しかし、その表情に影が見えるのは気のせいだろうか……?
凛空side
所詮、俺たちの歌なんか誰にも届いていない。
昔とはまた違った孤独感。
あの頃は数少ない御客一人一人の表情をみて、丁寧に感謝するように
誠心誠意パフォーマンスをしていたのに……
あぁ、ほらまた乾いた拍手が響く。
つまらない、俺の心にも響かない、ただの音……
――
『……ったく、つまんねぇライブ……』
すぐに制服に着替えて生徒会の仕事に専念する。
書類仕事を捌いている間はライブのことを忘れられる。
しかし、Rabitsだったか……悲惨なんことになったんだろうな。
今までだって、俺たちの後に咲いたアイドルはいない。
俺たちが去った後に残るのは、ただの荒れ野だけだ。夢ノ咲なんて笑わせる
『……はぁ』
敬「浮かない顔だな。お前にしては珍しいじゃないか」
『別に〜……そんなんじゃねぇよ』
――
『んあ、転校生……どうしたんだ?』
あれから一週間、ずいぶんと警戒を解かれたようで何より。
まぁ、作戦とかは教えてもらえないわけだが……
逆に教えられたら俺が困るし。
あ「えっと……ここの縫い方について鬼龍さんに聞きたいんですけど?」
『あぁ、龍ならクラスにいるから、伝えとくわ』
あ「ありがとうございます!!」
なんでもいいけど、面白そうならそれでいいか……
まぁ、こうやってあいつらが自由にやれるのも敬人がこいつらに目をつけてないからだろうな
次のS1も、おんなじ結果なら嫌だな〜。つまんねぇし
零「おや、凛空〜!」
『兄貴、久しぶりだな。家に帰ってこないしよ』
無事そうで何よりだな。
零「衣更君の調子はどうじゃ?……おぬしのことじゃ。助言の一つや二つ与えてやったんじゃろうて」
『別に、大したことは言ってねぇよ。ただ話を聞いてやってるだけだ』
結果：助言とか思いつかなかった(なんて言えない)
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茶柱(プロフ) - そろそろうちのボキャブラリーが火を噴きそうだ……(吐血) (2016年10月3日 22時) (
レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 本当に、難しいですよね………… (2016年9月29日 20時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - わかります！ (2016年9月29日 19時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 何か、小説の主人公目線の言い回しを読んでて、( ﾟДﾟ)ﾊｧ?ってなると「え、私の語力、低すぎ……!?」ってなりますね(笑) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - 成る程… (2016年9月28日 17時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶柱 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月4日 16時
