助太刀と二律背反な立場について…… ページ36
凛空side
『おーっす、真緒〜。仕事終わったみたいだな』
生徒会室で書類を片付けていた真緒をひっ捕まえる。
真「凛空さん、今日って久しぶりのお休みなんじゃ……?」
はっはっは〜お前さんのお仲間に俺の休暇は貪られたわ!
『お前さんのお仲間に会ってきたんだわ。スゲーこと考えてんな〜おい』
革命とかうちの病弱皇帝以来誰もやらなかったからな〜
真「……凛空さんは、どっち側なんですか?」
『ん〜……どっち側ってのは、生徒会か、お前らかってことでオーケー?
そういわれると、そうだな。面白そうなほうってとこか?』
真「面白そうって……良いんですか?紅月で生徒会副会長。そんな立場なのに……」
『そんな立場だから、だろ。あくまで生徒会は利害の一致。紅月って言われるとちょっと困るけど
まぁ、今の学院が決していいとは言えないし』
あらやだ、こんなこと生徒会室でいえたもんじゃないですわ!
真「……それでも、あなたはこの学院の前革命者の生徒会長を裏で支えていたって……
今の学院があなたの望んだ姿なんじゃ……?」
『そんなんじゃねぇよ。あの頃は紅月の生き残る道を暗中模索していた。そんで、生徒会に……
あいつにつくのが一番安全だと確信したからついていったってわけだ。
まぁ、元々一年の時から生徒会に入ってたんだけどな?』
真「……俺は、まだ迷っているんです。覚悟を決めないといけないのに……」
あぁ、そうか。真緒も"俺とおんなじ"二律背反な存在。板挟み状態ってわけだ……
『……成程な、お前の気持ちはよくわかるよ。俺も昔はそうだったからな。
けど、いつかは決心しないといけない。これがお前の選んだ道だからな……こればっかりは
これしか言ってやれんわ。悪いな』
昔の俺の失敗談は、まだ話してやる必要はなさそうだし……
取り合えず、二つの正反対なものに挟まれるってのは苦しいしな……
『まぁなんだ。一応明星たちとの約束でお前さんの特訓に付き合ってやるよ。
軽いレッスンだけだけどな……俺にも一応立場っつーのがあるし』
下手に動くと敬人に何言われるかわかんねぇし。そういえば龍も転校生にちょっと助太刀してやる
みたいだな〜……。なんでうちのユニットはこういう『お人好し』が多いんだろうな〜♪
真「よろしくお願いします、凛空さん」
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茶柱(プロフ) - そろそろうちのボキャブラリーが火を噴きそうだ……(吐血) (2016年10月3日 22時) (
レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 本当に、難しいですよね………… (2016年9月29日 20時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - わかります！ (2016年9月29日 19時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 何か、小説の主人公目線の言い回しを読んでて、( ﾟДﾟ)ﾊｧ?ってなると「え、私の語力、低すぎ……!?」ってなりますね(笑) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - 成る程… (2016年9月28日 17時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶柱 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月4日 16時
