日々樹先輩の観察日記【日々樹渉】【短編集】

道化の顔はどこへ… ページ1

NOside



渉「〜♪〜♪」


奏「ごきげんですね、わたる♪やっぱりひまりさんのことですか？」


噴水につかる奏汰と、その近くでバラをまき散らす渉。

止めどないバラが噴水の水面にどんどん落ちていく。まるで奏汰が薔薇風呂に入っているかの

ように見える。


渉「よくわかりましたね！！そうです、彼女の可愛らしさに私はもう胸がいっぱいなのですよ

Amazing♪」


奏「そうなんですか〜?しあわせなのはよいことです。

ひまりさんはやさしいですから、わたるにもついてきてくれますね」


バラが頭の上に載っても気にせずに話す奏汰。


渉「おや、日葵さんとお知り合いで?」


奏「はい〜、『なつば』にここでぷかぷかしてたらたおるをくれました」

渉「ふっふっふ〜さすがは日葵さんですねぇ、聖母のような優しさです☆」


自分の愛する人のことを良く言われて嬉しいのか、顔からうれしさがにじみ出ていたが


次の言葉で渉の表情が変わる。



奏「それで、いっしょにぷかぷかしてくれました〜♪」



渉「……」


その言葉の意味ができているのか、いないのか。
それは誰にもわからない。




奏「…?どうしましたか、わたる。へんなことをいいましたか?」


渉「……奏汰、こちらで詳しくその話をお聞きしても?」

二人は？→

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