データ13 ページ14
『っあ〜、疲れた…』
久しぶりに長い時間外出したからか家に帰る頃にはクタクタになっていた
そうだ、今日撮ったキヨとこーすけTwitterにあげちまお
みんなどんな反応するかな〜w
元々俺の姿は絶対に見せないと決めていた
中学の時のようになってしまうんじゃないかってずっと思ってた
『ごめん、ここの問題わかんないから教えてもらっていいかな？』
「っ、ここの問題は〜…ごめん、私もわかんないや」
『そっか、ありがと！先生に聞いてみるわ』
「修学旅行の班決めをしてください！」
『ねぇ、もしよかったら班に入れてくれない？』
「…あー、ごめん、もう決まっちゃったから…」
『そっか、わかった！』
「どうする？あいつ1人余っちゃったよ？」
「えぇ？私一緒の班やなんだけど」
「だってあいつと一緒にいると目立つし」
俺の容姿がみんなとは違うから
たったそれだけで離れていった
たしかにその気持ちもわかるけど…
結局修学旅行はサボったし…w
成長するってこういう事なんだなって思い知らされた
大人になってくってこういう事なんだって
だからみんなもそうなんじゃないかって思っちゃった
俺がアルビノって知った瞬間にいなくなっちゃうんじゃないかって
思うだけ無駄だったけど…w
スマホを見るとレトから LINEが送られてきた
レ〈キヨ君と会ってきたの！？俺も会いたい！！〉
《その文面だとレトがキヨに会いたがってるって事になるぜ》
レ〈Aと会いたい！！〉
《明後日暇？》
レ〈うっしーとガッチさんと一緒に遊ぶ…〉
《キヨハブられてやんの》
レ〈あいつはいいの〉
《ひっでwww》
レ〈Aも一緒に遊ぶ？俺の家で集まるだけだけど〉
《行くわ、住所変わってない？》
レ〈やったね、変わってないよ〉
《何時くらいに凸ればいい？》
レ〈18時くらい〉
《おk全身真っ白で行くね》
レ〈この間言ってたワンピース？〉
《そうそれ》
レ〈着こなせてなかったら俺のスエット着てね〉
《天使ちゃんだぞ着こなせないわけないだろ♡》
《レト？》
《ねぇ既読無視？》
《レトーー！？！？》
《いいもんレトがキヨに会いたがってるってTwitterで晒してやる》
レ〈やめて〉
《もう晒しちゃったてへぺろ》
レ〈もう知らん〉
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作者名：suga | 作成日時：2022年7月26日 5時
