わたし、虎の子 1 (ページ6)

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吉澤side

成宮「ねぇねぇ！！何から食べる？！」

福岡のツアーで頑張ったご褒美に、マネージャーさんが1日余分にホテルを取り、ゆっくり休んで観光をしてきていいという許可をくださった。

そんなことで今はTravisJapanメンバー全員で博多にやってきた。

成宮「もつ鍋は？！」

七五「とんこつラーメ食べたい」

成宮「水炊きもいいな〜！」

うちの姫たちがあれがいいこれがいいと話しあってはいるけど、2人とも優柔不断なんだよなぁ(笑)

そんなところも可愛いけど(笑)

結局みんなで多数決をし、有名なとんこつラーメンのお店に向かうことになった。

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ラーメンも食べ終わり、博多や天神などをぶらつきそれぞれお土産も買ったりして、最後に福岡タワーに登ることになった。

時間も時間で、タワーに登った時はもう夜で夜景がすごく綺麗だった。

成宮「綺麗……」ﾎﾞｿｯ

そうボソッと呟いたAの横顔が世界で1番キラキラ輝いて見えた。

松倉「(名前の方が綺麗だよ。」

成宮「ふふ、ありがとう」

俺と真反対にいた松倉がAに言葉を伝えてた。

素直にすげぇなって思った。

俺だったら恥ずかしがって言えないことも松倉とか元太とかなら簡単に伝えるんだろうなと思うと羨ましかった。

中村「A〜？」

海人がAを呼んでいる声が聞こえて、Aはそっちへ行ってしまった。

七五「しーず」

しめが俺の隣にきた。

七五「A行っちゃったね」

吉澤「なんだよ急に(笑)」

七五「でもAはみんなのものだからね〜」

吉澤「わかってるよ。」

七五「ははっ(笑)」

しめにはお見通しなんだろうな。

なぜかわからないけど、なんか少し心臓がギュッとなった。

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