AAA的恋愛事情 (ページ4)

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学校到着。

まだ何人かの生徒は走って校門を駆け抜けているっぽいし、予鈴が鳴っただけのよう。

「やった～…ギリギリセーフ…」

チャリから降りて歩き出す。

日「帰りは？バスで帰るの？」

「ん～そのつも…り……あっ、定期忘れた」

日「ちょ、バス通やめたら？これで何回目？」

だっちゃんはお腹を抱えて笑って私を馬鹿にしてくる

朝が弱い私は無駄にエネルギーを消費したくない、と

チャリ通を止めて2年生になってからバス通に変わった。

…は、いいものの定期を週2のペースで忘れる。

定期って忘れるもんでもないのに…

たまに自分の抜け具合が不安になる。

「もー！うるさいな～好きで忘れてるんじゃないのー！」

日「まっ、この俺が無事に送り届けてあげるさ」

「…なに当たり前のこと言ってるの？」

日「いつにもまして当たりがきついよ Aちゃん！」

毎度ながらその誇らしげな顔は何なんだろうか。

でもまぁ、送ってもらえるだけありがたい