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助けてくれた 4 ページ5

貴方side


貴方「あー、お腹空いた…」


なんか、もう、頭が追いつかない。

とりあえず、1回整理しよう。

私は誘拐されたんだよね。
顔が整ってる人に白い布で口元抑えられたんだっけ…

苦しかったなぁ、あれ。


コンコンッ


貴方「はい」


ガチャッ


貴方「!!」

??「どーも、おにぎり持ってきたよ」


そこに現れたのは私を誘拐した犯人だった。


貴方「アナタは…」

??「お、自己紹介がまだだったな。俺は黒尾鉄朗。よろしくな。((ニコッ」

貴方「わ、私は橋本、Aと言います…」

黒尾「悪いねぇ、急に誘拐しちゃって〜まぁ、おにぎりでも食べてよ。」

貴方「あ、い、いただきます…」


あ、美味しい。おにぎりって結構お腹に溜まるよね。

てか、なんか、すっごい隣から視線が来るんですけど…?


貴方「あ、あのぉ…私、何かしました??」

黒尾「ん?あぁ、いんや、なんか美味そーに食べるなぁと思って。」

貴方「はぁ…」


なんか、不思議な人。






てか、誘拐されたなら普通、目隠しとか手錠?とかなんか、自由に動けなくするもんじゃないの?

私、今すごく自由だよ?

なんならすぐ逃げれるかもしれないよ?


貴方「あの、ちょっと聞きたいことがあるんですけど…」

黒尾「ん?何?」

貴方「なんで、私、こんなに自由に動けるようになってるんですか…?」


オドオドしながらも気になることを聞いた。


黒尾「うーん、別に殺したり、身代金を要求する訳じゃないしね。」

貴方「え…?」


誘拐って身代金とか要求して、もし、お金が準備できなかったら殺すていうのが流れみたいなもんじゃないの?
昔、家庭教師から聞いたんだけど…


黒尾「俺らがAちゃんを誘拐したのは訳があるだよ。」

貴方「訳…?」

黒尾「その訳は__」

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作者名:★キョウカショ★ | 作成日時:2019年3月20日 22時

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