ねこといつきとプール ページ5
( ほくと )
俺らは寝ているいつきを横目にこそこそ話している。
蒸し暑い時期に何か出来る事は無いかとあれこれ挙げていたのだ。
スイカ割り、流しそうめん、海水浴等々。
力の無いいつきのスイカ割りなんか成功しても盛り上がりに欠けるし、流しそうめんはこの前やったし、海水浴は俺が嫌だ。
「プールはどうでしょ？ お庭でプール！」
「じゃあバーベキューもやろーよ」
「それだ！！」
翔吾のプールと瑠唯さんのバーベキューの意見が出た。
むしろ盲点だった様な気がする。
俺達の賛同の声と飼い始めた猫の鳴き声が重なる。
買い物の為に慌てて飛び出した海青と龍、いつもバーベキューの為のグッズを取りに行ったリキヤさんと陸さん、飼い猫に構い出す瑠唯さんとほのぼのといつきを囲う俺と翔吾。
「プール楽しみだなぁ」
「ね〜。いっちゃん喜んでくれるかな？」
「猫ぐらいしか喜んでくれないから何とも」
「……ねこ？」
「何で猫のワードで起きれんの」
じっと俺を見てねこがどうかしたのかと聞いてくるが、さっきまで寝てたろおい。
目を覚ましたいつきはのんびりと起き上がり、のんびりと周りを見渡して、「あれ、りっくんは？」と言い出す。
もっといたろ。
「今物置いると思う」
「なんかやるの？」
「うん」
「たのしみ」
へらっと笑ったいつきは床に伸びきってる瑠唯さんのお腹に乗った。
寝るな、猫か。
「おはよ」
「るいくん、これからなにするの？」
「プールとバーベキューだよ」
「……なにそれ」
「知らないよね、そうだよね」
瑠唯さんと翔吾が色々教えている間に陸さんとリキヤさんが準備を終えたのか戻って来た。
「あはは、楽しみ過ぎてテント建てちゃった」
無邪気に笑う陸さんを見て思わず声を失った。
こんな暑いのにテントでキャンプ気分はキツイですよ、先輩……。
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AiRI(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！ (2020年10月1日 18時) (
レス) id: 5b08b0da4b (このIDを非表示/違反報告)
めんた(プロフ) - AiRIさん» コメント有難う御座います。その言葉が励みになります、有難う御座います！ (2020年10月1日 11時) (レス) id: b83ece3227 (このIDを非表示/違反報告)
AiRI(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年8月9日 10時) (レス) id: 5b08b0da4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tot | 作成日時：2020年8月6日 22時
