カルタと、私と、それから貴方

番外２　　　喧嘩 ページ40

『暁人さんなんて、大っ嫌いっ！！』

私が、３時間ほど前に言った言葉だ。
私は、今、文化祭の係になったため、居残りをしている。
もう、薄暗くて、教室には私１人で、寂しい。
早く帰りたいけど、作業はいっこうに進まないし、もう嫌になってきた。


『暁人さん・・・。』


バカだな、私って。
壁にあたるとすぐ暁人さんが浮かぶんだもん。
今日なんて、喧嘩したばっかなのに・・・。



＿＿＿４時間前＿＿＿＿

須藤「Aー。まだ？」

『うん。まだ全然・・・。』

須藤「そっか、頑張れよ？生憎俺は不器用だから手伝えねー、悪い。」

『ううん、私の仕事だもん。良いよ別に。』

須藤「じゃ、邪魔すると悪いし、外で待つ。終わったら連絡しろよ？」

『うん。』


暁人さん、もう卒業生なのに、休みだからって迎えに来てくれたの、優しいよね。

はぁ……早く終わらせなきゃ。
暁人さん待ってるし………。
　
ｶﾞﾗｯ

ﾋﾞｸｯ!!
え……誰？？って……

『む、村瀬くん！？』

村瀬「あれ？花江さんじゃん。何してるの？」
　

『え、えっとね、居残りだよ。』

村瀬「あー、もしかして文化祭の？」

『うん。そうだよ。』

村瀬「え”？この量を一人でやるの…？」
　
『うん、そうだけど…？』
　
村瀬「俺、手伝うよ！」
　
『え！？いいよ別に！村瀬くんに悪いよ！』
　
村瀬「いいって、俺が手伝いたいだけ。」
　
『……本当にごめんね？』
　
村瀬「良いって♪」
　
結局、村瀬くんに手伝って貰うことになった。

新キャラ→←すいませんっ！！

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