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瀬尾「……なんでコイツの味方すんだよ…
おかしいだろ！」
甲斐「おかしいのはお前だろ！
……推薦取り消されるのがそんなに嫌かよ」
瀬尾「…嫌に決まってんだろ……
俺にはコレしかねえんだよ…
……やっと…
やっと掴んだチャンスなんだよ！！」
須永「その推薦者が犯罪者でも同じこと言えんのかよ
武智は景山を追い詰めた犯人かも知れねえんだぞ！
……そんな奴から貰った推薦でも
お前喜んで行くのかよ…
……今回はしょうがねえだろ
お前なら、また次があるって」
魚住「……そんな簡単に言わないで…？」
そう言って瀬尾くんを宥めようとする須永くんに反論したのは
あろうことか華だった
魚住「3年間…
毎日必死に練習して…
一生懸命努力して…
それでもダメで！
諦めかけてた時に声を掛けてもらって…
"こんなチャンス二度とない！" って喜んで…
なのに！
……また次があるなんて
簡単に言わないでよ…」
『…は、な……』
涙を流して訴える彼女に
私たちは何が正しいのかわからなくなっていた
夢への第一歩を踏み出そうとしている彼らの気持ちを
踏みにじることは許されることなのだろうか
だが
先生は違った
震えはいつの間にか止まっており
顔だけを上げて瀬尾くんの瞳を捉える
柊「……瀬尾…
お前のゴールは何処だ…
スポーツ推薦で、大学に入ることか…？
それとも…
大学を卒業しても、選手を続けることか…？」
瀬尾「……知らねえよ…
…目の前のことにいっぱいいっぱいで……
考えたこともねえよ…」
柊「そうか……
お前たちはそれでいい…
……だが…
教師はそうはいかない」
そう言って先生は私の手を引いて
ゆっくりと立ち上がった
出血のおかげで頭に血が回っていないのかよろめく私の体を
しっかりと支える先生からは
先程のような弱った様子は消え去っている
柊「お前たちに頼みがある
……俺という人間を
ジャッジしてくれないか？」
薄れ行く意識の中で見上げた先生の表情は
私が愛した "教壇の師" だった
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柊一颯LOVE - 佐藤さんの作品を毎日楽しみに見ています私は柊一颯が大好きです主人公さんと柊一颯の絡みを沢山書いてくださいね私は佐藤さんの事を応援しています頑張ってね (2020年1月3日 22時) (携帯から) (
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作者名：佐藤。 | 作成日時：2020年1月3日 21時
