【3年A組】time limit 3【柊一颯】 (ページ3)

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柊「逢沢」

先生は逢沢くんを呼ぶと彼からパソコンを受け取り

持っているチップをそれに取り込んだ

真剣な面持ちで暫く画面を見つめると

先生は唯月の腕を引いて画面を見せ

みんなもパソコンの周りに集まる

逢沢「コレは…」

柊「…フェイク動画の顧客リストだ

この中に

景山を陥れようとした人物がいる」

茅野「ちょっと待って…

コレ見て！」

『うそ……』

そこに書いてあったのは

"魁皇高校教師" の文字

それはすなわち

この学校の先生の中に

澪奈を陥れた人物がいるということだった

柊「コレで少しは気持ちが変わってくれたかな？

まあもちろん

そのリストだけじゃ証拠にならないし

まだ背後に大きな力が働いてるかもしれない

でも！

だからこそ！

ココで退くわけにはいかないんだ

景山の死を無駄にしないためにも

もう二度と景山のような犠牲者を出さないためにも

俺に、協力してくれないか？」

その声に

瀬尾くんはパソコンの画面から目線を上げることなく答えた

瀬尾「……さっき先生が言ってた

迷って

もがいて

ダメだったとき…

傷つくどころか

手遅れになるんじゃないかって…

犯罪者のレッテルを貼られて

普通の道を歩けなくなるんじゃ…」

柊「そんなことにはさせない！

全ての責任は、俺が持つ」

兵頭「……口では何とでも言えるよな」

柊「だったら

コレから証明してやる

…A

悪いが手伝ってくれるか」

『…もちろん

よろこんで』