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私の席は窓側の一番後ろだ




普通に考えて前後の扉の後ろから入るのだが


何故か扉が開かなかった




顔を上げると何やら数名が扉の付近に群がっており


前の扉から入れとジェスチャーで伝えられる




それに従い前の扉から入ると


後ろの扉が壊れているのか開かないのだという説明を受け


私は別段気にすることもなく席に着いた






水越「A、おはよ〜!」




諏訪「おはよ」




『…2人とも、おはよう』




水越「どうしたの?元気ない?」




『そう、かな?大丈夫だよ』




諏訪「まあ、何かあったらいつでもいいなよ」




『うん、ありがとう』




諏訪「いいの、あんたは何でも気にし過ぎ


……あ、ブッキー来た」






バイバイと手を振り席に戻る2人に手を振り返すと


私は先生と先生に走り寄るさくらを呆然と見つめる




内容はよく聞こえなかったが


先生はさくらの訴えかけに席に着くように指示をした






柊「あれ、甲斐くん達は?」






その直後


ガラガラと音を立てて前方の扉が開かれ


石倉くん、須永くん、そして隼人の3人が教室に入って来る






石倉「おー、間に合った間に合った」




柊「間に合ってない、遅刻だよ」




須永「ブッキー少しくらい大目に見ろって」






そう言って須永くんが先生を扉へ向かって蹴り倒す




私はそれを見て反射的に机に手を付き立ち上がり




自分の席へと向かう須永くんを睨みつけた






『…先生に、謝って』




須永「はあ?」






嘲笑うようにそう言い放った彼から


目を背けることなく睨み続けていると


隼人が肩に手を置いた






甲斐「なに感情的になってんだよ」






私は何も言い返さず隼人に目線を移すと


先生が隼人の腕を掴んだ






柊「いいから、席に着いて」






それを聞いて私は席に座ると


隼人も手を離して席に着いた。




先生は教卓に戻るとパソコンの近くに手を付き


生徒達を見渡しながら言う。






柊「今日は大切なお知らせがあります」






この先生の言葉に耳も貸さない生徒達は


次の言葉で動きを止めることとなる。









柊「今から、皆さんには、人質になってもらいます」

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佐藤。(プロフ) - マドレーヌさん» ありがとうございます!本当に不定期すぎる更新で申し訳ないです…。頑張ります! (2019年10月11日 18時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - とてもおもしろいです(*^^*)一気読みしてしまいました!これからも頑張って下さい♪応援してます(p`・ω・´q) (2019年10月4日 19時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - 歌波さん» そうなふうに言っていただけて嬉しいです…!完璧なる自己満足作品ですが、これからもよろしくお願いします! (2019年5月3日 16時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
歌波 - 神作をまたもや発見 (2019年5月3日 14時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐藤。 | 作成日時:2019年4月30日 18時

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